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噓つきレトリック9巻ネタバレ!感想と見どころも紹介!

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噓つきレトリック9巻ネタバレ!感想と見どころも紹介!

引き続き、嘘解きレトリック9巻のネタバレを楽しんでいきましょう!

嘘が見分けられる女性と観察眼に長けた探偵のタックを描いた嘘解きレトリック。

のほほんとゆったりと流れる時代の雰囲気を感じさせるこの物語は、事件を解決していく話でありながら、2人の恋路を見守る話ともなってて、見どころ満載。

自分の気持ちにもっと正直になればいいのに…などと余計な感想を言いながらいつも読んでいます(笑)

今回は9巻のネタバレとなっています。

鹿乃子がピンチに陥るんですが…それには深い意味もあるんです。

シュナくん

感想と見どころも書かせていただきましたので、ぜひお楽しみ下さいね!

目次

嘘解きレトリックの9巻までのストーリーおさらい

澄子の命を狙った犯人を暴き、無事澄子の命を守りきった左右馬と鹿乃子。

犯人は正妻の座を狙っていた多江でした。

自分のものではないものを欲しがる傲慢さは人を時に、誤った方向に導くものになってしまいますね。

決して美人ではないですが、賢くて聡明で器量に良い澄子を正妻に迎えた篤嗣もきっと素敵な人なんだろうなと思います。

さて澄子を助けた報酬の代わりとして、左右馬たちは徳田に関する情報を得ることができました。

ある日探偵事務所を訪ねてきたのは麗子と名乗る女性です。

シュナくん

でも、鹿乃子の前では偽名は通用しません。

本名は蘭子で、鈴乃という友人の婚約と同時に姿をくらました人物でした。

当初は鈴乃の婚約者である柾のことを好きなのかと思いましたが、実は蘭子が好きだったのは鈴乃だったということが判明します。

噓つきレトリック9巻ネタバレ

ただの助手という役割から徐々に変わり始め、左右馬の隣にいること自体に喜びや安心感を感じるようになっていく鹿乃子。

最初、鹿乃子は探偵助手として左右馬の力になりたいと願っていましたが、次第に彼の存在そのものが自分にとって欠かせないものとなっていきました。

そんな中、雅が探偵事務所を訪れ、徳田に関する新たな手掛かりを持ち込みます。

雅は、鹿乃子と左右馬に「元 和泉河伯爵 別邸 消失」という新聞記事を見せ、和泉河邸の火災について話し始めます。

火事の参考人として端埼の名前が挙がっていることが記事には記されていましたが、端埼はその日の事件当時、九十九夜署に出勤していたため、事件に直接関わっている可能性は低いと見られていました。

しかし、事件現場の近くにあった茶屋の店員が、火災当日に「ハナサキ カオル」と名乗る男が道を尋ねていたことを証言しています。

雅は、この「ハナサキ カオル」が徳田である可能性が高いと推測し、そのことを左右馬たちに伝えてくれたんです。

これにより、鹿乃子たちは、田打町で起こった事件と和泉河伯爵邸の火災との間に何か関連性があるのではないかと疑い始めます。

9年前、和泉河伯爵は詐欺の罪で処罰されましたが、その事件の裏には「霊視」を行う謎の子供が関わっていたというのです。

この子供が、心の中が読める力を持っており、詐欺師として和泉河伯爵を支援していたとされ、莫大な報酬を得ていたとされています。

鹿乃子と左右馬は、この霊能者の子供が徳田であった可能性が高いと推測し、調査を進める決意を固めます。

一方で、端埼もまた、徳田のことを独自に調査していました。

鹿乃子と左右馬は、徳田に直接会うことで「失われた力」について何か重要な手掛かりが得られるのではないかと期待し、田打町へ向かうことを決意します。

彼は、田打署の刑事が九十九夜署を訪れ、田打事件に関する詳細な聴取を行っていたことを伝え、鹿乃子たちにその情報を提供します。

しかし、これはすべて徳田の巧妙な罠だったのです。

実は、田打署の刑事を名乗っていたのは徳田本人であり、鹿乃子たちを田打町へと誘導するための策略でした。

そして駅の混雑を利用して鹿乃子を別の列車に乗せ、彼女を誘拐するという大胆な行動に出ます。

列車の中で、徳田は警戒心を持つ鹿乃子に対して、自分の過去を語り始めます。

シュナくん

ここからは徳田の過去の話になります

徳田は、もともと捨て子であり、幼い頃から厳しい環境で生き延びていました。

周囲の人々に疎まれ、異端視されながらも、物乞いをしながらどうにか生き続けていたのです。

しかし、ある日、彼は武上という男に拾われ、そこから運命が大きく変わります。

武上は、この少年の持つ特別な「霊視」の力に目をつけ、彼を利用することで和泉河伯爵と手を組み、金儲けを始めます。

武上と和泉河伯爵は、徳田を「翡翠様」として祭り上げ、神童として霊視能力を見せ物にし、周囲から莫大な報酬を受け取るようになります。

徳田は、霊視能力を持つ者として特別な存在にされ、武上の計画の中で重要な駒として使われることになりました。

しかし、時間が経つにつれて、徳田の霊視の力は徐々に弱まり、ついには力を失っていくことになります。

これにより、武上と和泉河伯爵の計画は崩壊し、二人の関係も破綻を迎えることになりました。

武上は、力を失ってしまった徳田を守るために逃げ道を教えます。

彼は、屋敷の裏にある水路の横穴を使って逃げるように指示しますが、そこには罠が仕掛けられていました。

徳田が逃げようとした矢先、上流の水門が開き、突如として水が流れ込んできます。

徳田は命の危機に晒されながらも、間一髪で助かることができました。

武上は徳田を守ろうとしたのか、それとも殺そうとしたのか…

その疑問の答えが知りたくて、鹿乃子を誘拐し、武上に会いに行こうと思ったというわけです。

噓つきレトリック9巻ネタバレ感想

今回の話で、鹿乃子の心の動きがよく表されていましたね。

もともとは仕事上の関係で、先生の役に立てればと思っていただけですが、だんだんと一緒にいたいとか、好かれたという気持ちになってきたんです。

左右馬が魅力的な性格なので、一緒にいたいと思うのは当然ですよね。

また左右馬としても鹿乃子の力を認めただけでなく、お互い一緒にいる安心感を感じるようになっていました。

徳田という人物の登場によって2人の関係がさらに進んだ感じがしましたね。

彼の過去が明らかにされ、彼が背負ってきた苦悩と過去の傷が深く掘り下げられます。

捨て子という悲しい環境の中、必死で生きていた感じがしましたね。

人を騙すこととか、二重にも三重にも人格を重ねていくしかなかったんでしょう。

まして、霊視と言われる能力を失ってしまってからは、信じていた人に裏切られたかもしれないという気持ちと戦わなくてはいけませんでした。

生きる希望から、絶望に変わってしまったことで自暴自棄になってもおかしくないですよね。

その様子を見て取った鹿乃子は、自分と重ね合わせて怖くなったと思います。

いつか自分も能力を失ってしまったら、希望だった先生から裏切られてしまうことになるのでしょうか。

一度希望を知ってしまったからこそ、前の自分には戻りたくないと思うものです。

徳田が武上の本当の気持ちを知りたいと思ったように、鹿乃子もまた左右馬の気持ちを知りたいと思ったんでしょう。

左右馬はなんて答えてくれるんでしょうね。

噓つきレトリック9巻の見どころ

この物語の見どころは、徳田という謎多き人物の過去が徐々に明かされていく点です。

どんな過去を生きていた人なのかが分かると、いままでの行動に合点がいきます。

霊視の力が生きるすべだった少年が、その力をうしなってしまったあとに感じた不安や恐怖がとても繊細に描かれています。

また、鹿乃子と左右馬の関係性の進展も重要な見どころです。

鹿乃子が左右馬に対して感じている気持ちを自分で認めるようになってきました。

自分で自分にうそいていることを自覚し、思わず混乱する様子がとてもかわいらしいです。

鹿乃子は優しいので、徳田の力になりたいと思ったことでしょう。

この2人が左右馬のいないところで関係を深めていくことが、さらなる物語の進展にどんな影響を与えてくでしょうか。

徳田の真の目的がまだ完全に明かされていないことも、物語をさらに引き締め、次巻への期待を高める要因となっています。

徳田にとって、この訪問は過去の真実に向き合うための重要なステップであり、自らの過去に決着をつけるための行動でもあります。

まとめ

嘘解きレトリックの9巻のネタバレを楽しんでくることができました。

今回の話も見どころが満載でしたね!

9巻のネタバレのメインとしては、心を読むスキルを持つ青年に鹿乃子が誘拐されてしまうという展開。

左右馬はとても焦ったでしょうね。

お金もないから取り返せない…とか思ったでしょうかね。

登場人物の2人がだんだんと気持ちの距離が近づいていっているのが分かりました。

大切だからこそ、嫌われたくなくて、関係を深めるのに抵抗が出てきてしまうもんですよね。

そのじれったさがたまらないですね(笑)

まだまだ解決していない謎がおおいですが、誘拐され途中の鹿乃子のことを左右馬がどんな風に助けてくれるかの、次の巻のネタバレも楽しみにしたいと思います。

みなさんの感想も教えてくださいね!

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