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嘘解きレトリック5巻ネタバレ!感想や見どころをご紹介

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嘘解きレトリック5巻ネタバレ!感想や見どころをご紹介

今回は『嘘解きレトリック5巻ネタバレ!感想や見どころをご紹介』と題して記事をお送りします。

刀真島(とまじま)の殺人事件を無事解決した鹿乃子と左右馬。

彼の推理力や観察眼に対する反応と鹿乃子の嘘を見抜く能力に対する反応が似ていることから、同じくツラい過去を持っているのかもと彼女は思うようになりましたね。

5巻では彼らが住む九十九夜町に鹿乃子の母親が訪れます。

それでは『嘘解きレトリック5巻ネタバレ!感想や見どころをご紹介』をお楽しみください。

目次

嘘解きレトリック5巻までのストーリーおさらい

この前の物語は刀真島(とまじま)で起きた事件を無事解決した2人。

犯人の動機は財産目的でした。

鹿乃子と左右馬はお互いの能力を駆使して事件を解決しますが、その高い能力が故に周りの目は冷ややか。

このようなシーンは物語の初めからずっと描かれています。

5巻ではその能力の秘密を知る人物が登場します。

次に2人に依頼される事件とはどのようなものでしょうか?

嘘解きレトリック5巻ネタバレ

娘の鹿乃子が村を出てから一年。

母は彼女からの手紙に記された新しい住所に驚きます。

手紙には、鹿乃子が九十九夜町という町にいることが明かされていたのです。

母は迷わず鹿乃子に会うため、その町へと向かいますが、到着してすぐ道に迷ってしまいます。

そんな中、近くの村人に尋ねると、その人物がなんと左右馬(そうま)だったのです。

左右馬は初めは正体を隠しつつ、母を案内します。

母は左右馬に導かれながら、果たして自分が娘とちゃんと話せるのか、言葉にできるのかと不安を抱えています。

過去に娘を傷つけてしまうことを恐れ、結局何も言わずにいた母。

それでも、鹿乃子が左右馬とうまくやれているのか、どうして彼が鹿乃子の力を理解し、支え続けられるのかを知りたくて仕方ありません。

どうして自分にはそれができなかったのかという悩みも浮かびます。

母の独り言に、左右馬はふと反応し、「嘘を暴かれるより、真実を信じてもらえない方が面倒だ」と言います。

そこで母は、目の前の人物が左右馬本人だと気づき、驚きます。

事務所に着いた母は、娘の鹿乃子の帰りを待つことに。

その頃、鹿乃子は町で強盗を捕まえていました。

事務所に戻ろうとすると、仲間の「ろっぺい」に、しとやかな美人と左右馬が一緒に歩いていたと聞かされます。

気になった鹿乃子は急いで事務所に戻り、ドアを開けると、そこには左右馬と一人の女性がいます。

女性の顔を見た瞬間、鹿乃子はそれが母であると気づきます。

次の瞬間、母は鹿乃子に抱きつき、涙ながらに「大好きだ」と告げます。

こうして、長い時を経て母と娘は再び心を通わせることができたのでした。

翌日、母親は鹿乃子を左右馬に託し、「どうか娘をお願いします」と告げて村へと帰ってきました。

鹿乃子は、これまで「嘘が聞こえる」能力に悩まされていた日々に、ようやく救いの光が見え始めた瞬間でしたね。

それから数日後、2人は新たな依頼を受けます。

依頼人は作家である天野の知人、実原久という女性。

彼女の18歳の娘である依里が25年前に駆け落ちし、行方不明になったことが事の発端。

依里は失踪の翌年に出産時に亡くなり、その子供は一時的に他の夫婦に引き取られましたが平田夫婦も災害で行方がわからなくなり、子供の記録も失われました。

時を経て、依里の子供だと名乗る二人の男性が現れます。

一人は徳田史郎、もう一人は本条皐月です。

実原は鹿乃子たちに、どちらが本物の孫かを見極めてほしいと依頼し、二人に会った鹿乃子は、依里に似た特徴を持つことを感じ取ります。

しかし、鹿乃子は徳田の言動に違和感を覚え、彼が偽名を使っていることを見抜きます。

そして二人の男性と共に食事をする場面で、徳田はずっと嘘をつき続けているのに対し、本条は正直に話をしていることが判明します。

本条は、依里にまつわる「背守り」の話を実原に伝え、その内容が依里と深く関わっていることから、実原は本条こそが本物の孫であると確信するのです。

実原は本条に依里の使っていた背守りの模様を書かせ、その絵を見て本物の孫だと確信します。

一方で、徳田はその場を立ち去り、バス停へ向かいます。

鹿乃子と左右馬は急いで彼を追い、徳田が何者なのかを問い詰めますが、徳田は冷たく「時間の無駄だ」と言い残し、二度と実原に関わらないと告げて去っていきます。

その時、徳田が鹿乃子の嘘を見抜く合図の動作を真似し、まるで何かを知っているかのような不気味な雰囲気を残してその場を後にするのでした。

嘘解きレトリック5巻の感想

5巻で鹿乃子と母親のわだかまりが解けて良かったですよね。

今回の事件も嘘を見抜く力が光ましたね。

現実にも「私があなたの子供(孫)だ」と言ってくる場面もあるかと思います。

財産目当てだったりして嘘をつきながら近寄ってくる人もいるでしょう。

彼女の力があればそんな嘘も簡単に見抜けてしまいますね。

気になるのは今回嘘をついていた徳田が何者なのか、ですよね。

何か秘密を知っていそうなのも気になるポイントです。

嘘解きレトリック5巻の見どころ

この再会シーンでは、母と娘の感情の交錯が見どころですね。

母が自分の弱さを認め、娘に「大好き」と伝える場面は、親子の絆が戻ったシーンに心を打たれた方も多いのでは?

母が鹿乃子に伝えた愛情と後悔の入り混じった言葉は、感動的でした。

また、鹿乃子が左右馬と築いた関係性も興味深いです。

鹿乃子の特殊な力を知りつつも、左右馬はそれを自然体で受け入れ、彼女を傷つけないように接しています。

これに対して、母は娘を傷つけてしまったという後悔を抱いているので左右馬への疑問や嫉妬に似た感情が垣間見えましたよね。

左右馬の「嘘を暴かれるより、真実を信じてもらえない方が面倒だ」という言葉は、彼の性格や生き方を示しているんじゃないかなと思います。

彼は飄々(ひょうひょう)としているようでありながら、真実を重んじる一面を持っていますよね。

孫を探すストーリーもなかなか「あるある」で面白いと思います。

依里の子供を名乗る徳田と本条の対比も上手く描かれていたのではないでしょうか?

二人の男性がそれぞれ持つ嘘と誠実さを鹿乃子の能力と左右馬の洞察力の連携で見抜くことで解決につながりました。

5巻は真実を見抜く面白さと母と子の人間関係の複雑さが魅力的に描かれていると思います。

嘘解きレトリック5巻まとめ

以上『嘘解きレトリック5巻ネタバレ!感想や見どころをご紹介』でしたがいかがでしたか?

5巻では、母と娘の再会を通じて、過去の傷や葛藤が少しずつ癒されていく様子が描かれています。

娘・鹿乃子が新しい町で新たな人生を歩んでいることに、母は驚きと不安を抱きつつも、彼女に会う決意をしてくれたのは読者としても嬉しかったですね。

道中出会った左右馬との交流を通じて、母は過去の過ちに向き合うことになり、鹿乃子との再会を果たします。

この瞬間は、長い間の不安や後悔が解けて2人のお互いを思う愛情が再び確認できた瞬間だったかと思います。

徳田が見せる不気味な行動が印象的でしたね。

彼は、食事を共にする場面で、依里やその家族にまつわる過去の話題を持ち出し周囲の緊張を高めたり、鹿乃子が言った言葉に対して鋭く反応し、まるで彼女の内心を見透かしているかのような言動を繰り返していました。

この一連の行動が、徳田が普通の人間ではないことを示していそうですよね。

彼は時折冷ややかな笑みを浮かべ、周囲の人々が不安を覚える瞬間に、逆に落ち着いているように見えましたね。

彼は一体何者なのか?

鹿乃子が持つ能力と何か関係があるのでしょうか?

『嘘解きレトリック5巻ネタバレ!感想や見どころをご紹介』をお読みいただきありがとうございました。

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