週刊ヤングジャンプで連載中の「ダイヤモンドの功罪」は異色の野球漫画として現在大きな話題となっている作品です。
高い評価の感想も多くある本作品ですが、いわゆる王道ではない作品につきものである、厳しい感想もあるのでは・・・と思い、今回は「ダイヤモンドの功罪」に送られている感想や意見を調査させていただきました。
なかには、おもしろいはもちろん、つまらない、イライラする・・・なんて感想もあるかもしれません。
しかし、きっとそれぞれの方のそれぞれの感想には理由があります。
その理由をもう一度深く考えると見えてくるダイヤモンドの功罪ならではの魅力も見えてくるかもしれません。
ぜひ、楽しみながらご覧ください!
一部ネタバレを含む内容もあります。ご了承ください。
ダイヤモンドの功罪の感想はつまらない面白いイライラする怖い?
ダイヤモンドの功罪は一人の天才投手綾瀬川がその才能の大きさゆえに周囲に様々な影響を与えてしまい、そのことに悩む天才ゆえの葛藤や周囲の期待、妬み、責任など少年野球を題材にしながらも人間模様を強く描いた作品です。
人間関係や感情を細かく描写されている作品なので、その一つ一つの動作に共感や意見の賛否が多くありそうな作品です。
それでは早速、ダイヤモンドの功罪の感想についてまとめていきます!
ダイヤモンドの功罪の良い口コミや評価
やっぱダイヤモンドの功罪が世界で一番面白いと思う
まずは良い口コミや評価、感想について多かった意見をまとめてみました。
天才なだけで何も悪くないのに悩む主人公が面白い
「野球漫画の主人公が天才投手」
もはやテンプレート過ぎて使いづらい部類に入る題材。
その設定を逆手にとって、さらに深く掘り下げてその「激重」な人間模様を描いているところが本作品最大の魅力であると思います!
少し動画を見ただけで動きを再現できてしまう運動能力やちょっとしたプレイから状況の本質を見抜いてしまう理解力や洞察力。
まさにスポーツにおいては金の卵であり、羨ましい限りの輝きを放っている主人公綾瀬川ですが、その天才が無双するだけでなく、無双した先にある様々な感情にスポットを当てています。
「周囲の人間なんてどうでもいい」なんて考えられる主人公なら話はすぐ終われそうなのですが、反対に周囲の眼や反応に敏感な綾瀬川。
その天才の放つ輝きに飲まれて自分を見失ってしまう周囲の子どもたち。
その才能に魅了されていく大人たち。
本人はただ「楽しく」「みんなと」野球をしたいだけなのに、そのギャップがなかなか埋まらない。
今までにない新しい部分をメインに描かれているので、次の展開の一つ一つに新鮮さが感じられる点に面白さを感じている人が多いようです!
必ず誰かに感情移入できる
小学校から考えると瞬間的でも、自分が「天才」側であった時期があったのではないでしょうか?
そして、天才と思える人が近くにいたことがあったのではないでしょうか?
本作品はこれまで何かしら人と競争してきた経験がある方なら、どこかの立場で共感できるキャラクターに感情移入できる部分が多くあります。
綾瀬川の例は極端にしても、うまい後輩が部活に入ってきたことや勉強している様子がないのに何故か点数が高い人。
自分がそうした人を目の当たりにしたときに、思わず「こういうふうにおもっていたなぁ」と感じる描写が随所にちりばめられています。
作中ではそれが日本代表レベルの高い水準で起こっているので、それまでにかけてきた時間や思いの強さは想像以上です。
登場人物の葛藤や行動に感情移入しながら読める点が幅広い年齢の方に受け入れられている要因の一つのようです。
ダイヤモンドの功罪の悪い口コミや評価
ダイヤモンドの功罪、今週の罪。控えピッチャーを萎縮させる。からの~舐める!いや、単純につまらないのか。本当にただ肉体が優れているだけなんだな。ただ肉体が優れているからこそ、大人の男たちはこぞってぼっ……いや、夢を見ちまうのか
一方、「つまらない」などと言った良くない口コミや評判、感想にはどういったものがあるのでしょうか?
まとめてみました!
野球描写が少ない
本作品の特性上仕方ないとは思いますが、野球漫画のファンとしては、やはりその描写を通して、天才の能力を見たくなってしまう気持ちもわかります。
現在は小学生、中学生年齢なので迫力あるシーンを書きすぎると高校生になった際にギャップが生まれづらいので。、あえて控えているのかもしれませんね。
野球漫画として見るか、ヒューマンドラマとして見ているかで意見が分かれるところですが、わかる気もする理由としてご紹介させていただきました。
胸が苦しくなってしまう描写が多い
裏を返せば、それほどしっかり登場人物たちの心情がリアルに描かれていて、感情移入ができる作品だということになります。
主人公の綾瀬川は、天才とはいえまだ小学生。
純粋に友達や同世代の子供たちと楽しくスポーツがしたかっただけ。
しかし、才能ゆえにそれが叶わず、周囲からの嫉妬や期待されることを疎ましく思い、目的である楽しむことのできない環境の綾瀬川を見ていると、「まだ小学生なのに・・・」と胸が苦しくなります。
周囲に理解を示してくれる友人の存在も増えつつありますが、これから進学先など進路が絡んでの話が展開されていくと思われますので、増々混沌していく過程も描かれると予想できます。
そして、綾瀬川サイドだけでなく、周囲の仲間たちにもその影響で気持ちや環境にも変化が訪れることでしょう。
リアルに心理描写を描いている作品だけに、すべてがポジティブにハッピーエンドになるとそれはそれで作品の魅力を半減させてしまうことになりかねません。
読んでいて胸が苦しくなってしまうので、読み進めることが困難との意見も多く聞かれました。
スポーツ漫画らしい爽やかさに欠ける
特に主人公を取り巻く大人たちのへの描写についての意見が多いようです。
監督やコーチ業をしていると、自分の手で育ててみたいと思わせてしまう綾瀬川の才能。
うがった見方をすれば、そこには名誉や肩書きなんて、欲が見え隠れしてしまうこと否めません。
スポーツはあくまで教育の一環であると言い聞かせながら、接している描写もありますが、綾瀬川自身がそういった期待に対して、嘘をついてまで試合や練習を制限していることも事実です。
このあたりの展開は甲子園出場やプロ野球選手輩出などのブランド的な要素が絡まっていく今後。増々白熱していきそうな部分です。
個人的にはそういった人間ドラマは大好物ですが、スポーツ漫画的には勝利を素直に喜べなかったりが続くと確かに爽やかとは対極的なものになりそうですね。
母親や監督含め、天才の才能と綾瀬川自身の性格を考え、どのような選択肢を今後とりながら進んでいくのか。
願わくば、綾瀬川本人には闇落ちせずに野球を楽しんで欲しいと思います。
まとめ
漫画を愛してやまない私ですが現在ハマっているのは「ダイヤモンドの功罪」!久々にめちゃくちゃ面白い野球漫画を 読んでいる気がします
今回はダイヤモンドの功罪の皆さんの感想についてまとめさせていただきました。
いかがだったでしょうか?
私も調査しながら、「そういう見方もあるんだ」など思わず、「たしかに」と感じるような意見もあり、また違った形で勉強になりました。
そしてやはり面白いとイライラするは表裏一体。
どちらも作品に対する思い入れから来ているものですね。
この後の展開も目を離せないダイヤモンドの功罪。
皆さんがどのような感想をお持ちになっているか。ぜひ聞かせてください。