当記事では『悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛』のネタバレを紹介します!
『悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛』は現代での前世を思い出したアリアは、自分が現代の小説の悪役令嬢であると気づき、悲しい結末を回避するべく動く物語です。
また、本作は小説家になろうで人気の作者である琴子先生の原作に、『虫かぶり姫』などで有名な喜久田ゆい先生の漫画を付けたの合作漫画となっております。
本作の結末に関するネタバレが気になる方は多いのではないでしょうか。
今回は小説家になろうに本作の原作小説はあるのか、そして物語の結末についてネタバレを交えつつ紹介します!
悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛の原作は小説家になろう?
『悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛』の原作者は小説家になろうで有名な琴子先生ですが、本作の原作は小説家になろうには投稿されていません。
本作は『悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!』というアンソロジーコミックの第10巻に寄稿されたものをコミックシーモアやピッコマなどで単話版として出版されたものです。
その為、既存の小説はなく喜久田ゆい先生に漫画をつけられた書下ろし漫画となっております。
本作のみに興味がある場合は漫画サイトでの単話版、同ジャンルの別の作品も一緒に読みたい場合はアンソロジーコミックがオススメです!
紙の本が好きな方にはアンソロジーコミックがオススメですよ!
悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛ネタバレあらすじ!
とある貴族令嬢のアリアと第一王子のルーカスは幼馴染で、将来結婚を約束し合う大の仲良しです。
しかし、10年前にアリアは近代日本での前世を思い出してしまいました。
前世の両親は常に掴み合いの喧嘩をしており、前世のアリアも常に傷だらけであるため、恐らく虐待を受けていたのでしょう。
アリアは母のように恋に盲目になって振り回され、子供が蔑ろになるような人生は絶対に送りたくないと強く決意します。
更に、前世で喧嘩する両親を聞かないように布団に潜って読んでいた小説に登場する悪役令嬢は間違えなく現在の自分であるアリアだと気づいてしまいました。
前世の記憶の夢から覚め、断罪されることを恐れたアリアはこの事をルーカスに打ち明け、理由を聞かれたものの婚約解消を受け入れてもらえたのです。
しかし、今回の人生は悪い事だけではありませんでした。
前世とは違い、両親の不仲はなく、母はとても大切に愛を注いでくれる人です。
アリアはこの素晴らしい生活を守る為に、コントロールが出来ない身を滅ぼす恋愛を遠ざけて生きていました。
それでも、小説での本来の主人公であるエレシーはルーカス王子に指輪を貰ったなどのマウントをとったり、会話が成り立たないレベルで印象を操作し、アリアのが悪く見えるように根回しをしてきます。
同席していたルーカス王子にこちらが目線を送ると、そっぽを向いてしまいますが、結婚をこちらから解消したので、無関心な態度をとられても無理はないかもと暗い気持ちになるアリアでした。
最後にアリアはルーカスに嫌われているのだと捨て台詞を残して退出するエレシー。
読者の気持ちを代弁するかのように、アリアはどちらが悪役なのか分からないと考えこみます。
呆れながらも、自分が小説の流れと同じようにエレシーを暗殺しようとしなければ、断罪されることもないとこらえていたアリアだが...
アリアの印象がたれ目でとっても温厚そうなので、本来は悪役だということが想像できない素敵なキャラデザをしていますよね。
アリアのキャラデザは冷たい人とも捉えられるので、本来の小説では
活発でぱっちりした目のエレシーと対比になっていたのでしょうね。
悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛の結末ネタバレ!
アリアの健闘虚しく、物語は卒業パーティーで急展開を迎えます!
アリアの運命や如何に...
悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛の結末ネタバレ①何故か回避できなかった断罪イベント
正ヒロイン(?)のエレシーに精神的苦痛を与えられる学園生活に耐えてきたアリアですが、いよいよ本来の小説で断罪されてしまう卒業パーティーを迎えます。
恋愛沙汰を遠ざけ、今日まで争わずに静かな暮らしの為に一度もやり返したりしませんでした。
しかし、何故かエレシーはアリアを告発します。
何もしないように徹底していたアリアは酷く怯えながらも弁明するしかありません。
エレシーの取り巻きの貴族令嬢たちは次々と便乗し、エレシーは証拠もあると自信満々です。
今まで耐えてきたことがすべて無駄になってしまい、愛する家族まで貶されアリアは絶体絶命...
ここまで家族との生活の為に耐えていたアリアがあまりに不憫ですよ!
悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛の結末ネタバレ②想像を超える執着をみせる王子
そんなアリアを庇ったのがルーカスでした。
ルーカスはエレシーが今まで供述した事が全て嘘であると反論し、本物の証拠があると訴えてくれます。
これにはさすがのエレシーも驚いたのか、ルーカスにどうしてしまったのか聞きますが、ルーカスはエレシーを端から嫌っており、吐き気すら催すと一気に切り捨てるのです。
ルーカスは結婚を解消されてから10年間ずっとアリアを見守っていました。
彼は彼女の事情を理解しながらも、アリアへの大きすぎる愛を抱え続けているというのです。
直ぐにでも愛を示したいのを長年我慢し、この日の為に準備を続けていました。
小説の中での恋敵なる可能性を持つ貴族令嬢を全員マークし、怪しいと感じたエレシーがアリアに不敬を働いている証拠をずっと集めていそうです。
指輪の贈り物ですら盗聴器が仕込まれていたらしく、エレシーが好意と受け取っていた行動はすべてこの卒業パーティーで彼女を告発するためでした。
エレシーは位を失い、国外追放の刑に処されます。
10年の準備期間、相当強い執着心ですね...
悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛の結末ネタバレ③そんなところまで...?すべて王子の手の上だった
その後、詳しい経緯をルーカスはアリアに伝えます。
まずルーカスは結婚を破棄していなかったようです。
当時は夢で見たことで結婚解消まで申し出てくるアリアを可愛いとすらで思っていたルーカス。
しかし、ただ夢を見たからと否定するのではなく、アリアを全力で信じ、全力で準備をするところがルーカスと並みの王子様の違いなのでしょう。
なんとルーカスはエレシーに関してだけではなく、色々な部分に手を回していました。
アリアは本人が思っているよりずっと他の男性から好意を寄せられていたらしく、それらを退ける為にも、ルーカスは正式に結婚を解消しません。
また、ルーカスはアリアの両親にも経緯を話し、別の男性との縁談などの話が進まないように結託していたようです。
ここまで聞いてアリアはルーカスに恐怖を感じることはなく、これはすべて自分を守る為の深い愛だと考えます。
今まで前世で読んだ小説のような結末が恐ろしくて遠ざけていましたが、アリアもやはり幼馴染のルーカスを強く想っていました。
10年の我慢をしたていた二人はこうして結ばれます。
二人が幸せならめでたしめでたし!ですね。
悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛を読んだ人の感想・評判
本作を読んだ方のコメントの多くは以下のようなものが多かったです。
- 短編なので短いが、話が奇麗に纏まっている
- 原作者や漫画家の先生が好きで読んだが、合作作品として素晴らしい
- 短編にして置くのがもったいないので、是非続編が欲しい
確かに短い作品ですが、琴子先生が創り出したキャラクターや設定が悪役令嬢に転生する作品ではありがちな部分から少しズラしいるので、魅力的に感じました。
魅力的なキャラクターには愛着がわいて、この後二人はどうなったのだろう?など、気になってしまいますよね。
喜久田ゆい先生の絵もとても美麗で、観賞用にも本作が欲しくなったのではないでしょうか。
それだけの価値はある素晴らしい作品だと思いますので、興味が出てきた!という方は是非漫画サイトや書店で本作、または本作収録のアンソロジーコミックを探してみるのもいいかもしれません。
いつでもふんわりたれ目で可愛いアリアが見たい方は漫画サイトでの購入がオススメですよ!
まとめ
当記事では『悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛』が小説家になろうに原作小説はあるのかと、結末についてのネタバレを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
本作は小説家になろうで人気の琴子先生の原作と、美麗作画で知られる喜久田ゆい先生の最強タッグ作品でしたね!
前世の辛い経験を乗る超えてアリアが悲しい結末を迎えずに済んで本当に良かったです。
『悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛』はとても素晴らしい作品ですので、本記事のネタバレでは伝わらない良さがたくさんあります。
気になりましたら、是非漫画サイトで単話版、アンソロジーコミックを探してみてください。
アンソロジーコミックは紙媒体でもありますので、紙の本がお好きな方はそちらも素敵だと思います。
「悪役令嬢とヤンデレ王子の執着愛ネタバレ結末!原作は小説家になろうで読める?」でした。