今回はアカデミーの天才剣士の全話あらすじネタバレをご紹介します。
1話から30話までは簡単に紹介していますが31話からはより詳しいネタバレを紹介できればと思ってます!
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最近この作品を知った人でも一気にアカデミーの天才剣士の魅力を知ることができると思います!
ではアカデミーの天才剣士の全話あらすじネタバレをお楽しみ下さい!
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アカデミーの天才剣士のネタバレは随時更新していきますのでこのページをブックマークしてまたご覧いただけたら嬉しいです!
【アカデミーの天才剣士】の全話あらすじネタバレまとめ
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主人公ロナン達は多くの犠牲を出しつつも世界を滅亡させようとしてくる巨人を倒すことに成功した。
ロナンは傷ついた体を引きずりながら将軍の元へ向かう。
これで戦いは終わりかと思えたが巨人の新たな軍勢が現れる。
このままでは勝てない事を悟ったアデシャン将軍はロナンを10年前の過去へ回帰させる。
主人公をフィリオンアカデミーに通わせ、巨人との最終決戦に備えるために。
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ここまではネタバレなしのあらすじです
【アカデミーの天才剣士】1話・2話・3話・4話・5話のあらすじネタバレ
アハユテを倒してアデシャン将軍を発見するものの、8枚の羽をもつ金色の巨人を含む大量の巨人の軍勢が攻めてきた。
アデシャンはロナンに全てを託し、
- フィリオンアカデミーに通うこと
- 過去でアデシャンにあったら将軍にならずに仕立て屋になるよう伝えること
を約束させて彼を10年前に回帰させる。
回帰した場所は10年前、ロナンが生活していた故郷。
そこで目にしたのはチンピラのいじめ風景だった。
赤髪の少年アセルに無理矢理いじめ対象の男の子を浮かせる浮遊魔法をかけさせていた。
ロナンがアセルに魔法をやめさせた事に怒るチンピラ。
彼は木の棒でチンピラ達を一掃する。
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前世で覚えた剣術は健在だったので田舎のチンピラくらい余裕ということですね
チンピラ達に巻き上げられたお金をいじめられていた持ち主に返すロナンだった。
前世では姉のイリルは帰らぬ人となっていたが無事を確認して喜ぶロナン。
イリルは元々ロナンにアカデミーに通ってもらいたかったため、お金を貯めていた。
しかし、アデシャンが言っていたフィリオンアカデミーの入学金は高額でまだ足りなかった。
ロナンはお金を稼ぐためにアセルに声をかけ、一緒にアカデミーへ通おうと誘う。
背の高い巨人と戦うためには浮遊魔法が必須だった。
アセルの浮遊魔法は鍛えれば巨人と戦う強い手助けになるとロナンは思った。
ロナンとアセルが向かったのはルナ・ゴブリンの群れの野営地。
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高価なものに目がない彼らから金品を奪おうと考えたようです!
【アカデミーの天才剣士】6話・7話・8話・9話・10話のあらすじネタバレ
ルナ・ゴブリンは金品を奪ったのち、満月の夜に祭りを繰り広げる。
ロナンはそのタイミングを狙っていた。
アセルの浮遊魔法で金品をカバンへ移動させようと作戦だ。
フィリオンアカデミーに入学するために必要なものは、
- 高額な入学金
- 実践経験
この2つは必須だった。
ゴブリンとの戦闘を怖がるアセルに対してロナンは「命懸けの実践を積むことが大切」と伝える。
全て金品を回収し終えて、その場から逃げようとした時に周りの物音でゴブリンが起きてしまった。
ロナン達に30匹ほどのゴブリンが襲いかかる。
しかし一瞬にしてロナンはゴブリン達の首を吹き飛ばした。
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人間そんなスピードで動けるの?ってくらいの早さでゴブリンを倒していくシーンがかっこいいですね!
アセルが目の前で起きていることを理解するのに時間がかかるくらい一瞬の出来事だった。
ロナンたちが帰ろうとすると、そこに矢が飛んできた。
矢を飛ばして来たのは『カリボロ盗賊団』
モンスターかと思った許して欲しいと良い人を装って彼らは近づいてくるが狙いはロナン達がゴブリンから奪った金品。
近づいてきた彼らをロナンは返り討ちにした。
カリボロ盗賊団が持っていた袋から青い鳥が飛び立った。
鳥の名前はマルフェズ。
フィリオンアカデミーがある街に住む研究者バレンと鳥と介して通信魔法で会話をすることでマルフェズは夢鳥という珍しい生き物だということがわかった。
マルフェズの魔力を抑える足枷を外してあげるとロナンの手に不思議な色の球体を残し飼い主の元へ帰っていった。
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この球は岩に投げつけても割れることなく、逆に岩を粉々に砕くほど頑丈でした!
金品を高額で買い取ってくれた行商人カラベルに球を見せても「馬の糞では?」と言われる始末で正体は分からなかった。
フィリオンアカデミーに関してカラベルと話をしているとカラベルの娘が現れた。
彼女の名前は「マルヤ」
ロナンはマルヤという名前に聞き覚えがあった。
しかしロナンの記憶ではマルヤは男性だったため「お前◯◯◯ついてるのか?」と聞く。
いきなりの失礼な発言にマルヤはロナンを殴った。
ロナンは殴られた感覚で確信する。
ロナンは前世でも彼女に会っていた。
その当時は男性の姿で、懲罰でアルマレンという場所に勾留されていた際、補給と担当してくれたのがマルヤだった。
殴られたロナンはマルヤにやり返す。
しばらく2人の喧嘩は続いた。
しかし武器の目利きやフィリオンアカデミーの話になった途端に2人は意気投合。
アカデミーに入学するための対策を考える事となった。
マルヤはアセルが念力(浮遊魔法)を支えることを知ると絶賛した。
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念力を使えるなら入学試験はかなり有利だそうです!
ここで問題が発生する。
ロナンは『マナ』を全く理解していなかったのだ。
フィリオンアカデミーの入学試験での実技は通常の剣術では話にならない。
マナを乗せた攻撃で差別化をしないと到底合格は難しいようです。
マナを知らないロナンに呆れたマルヤは彼を外へ連れ出します。
マナを乗せた攻撃をロナンに見せて入学を諦めさせようと思ったマルヤでしたがロナンはマナを乗せて強力になった剣技を簡単に弾いて行きます。
「まだ決着はついていない!」と背を向けたロナンに叫ぶマルヤでしたが、その瞬間マルヤが持っていた剣が粉々に砕けました。
アセルを連れてその場を去るロナンをマルヤは呆然と見つめていました。
翌日マルヤはロナンのために入学試験の筆記課題の参考書をどっさりと渡します。
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フィリオンに行くまで彼女とはしばらくのお別れです
ロナンとアセルはフィリオンに到着。
以前カリボロ盗賊団から救出した夢鳥マルフェズの飼い主であるバレンを尋ねることにします。
【アカデミーの天才剣士】11話・12話・13話・14話・15話のあらすじネタバレ
ロナンは階段を上がるのが面倒だからとアセルの念力を使って窓からバレン邸へ入りました。
バレンはまたマルフェズを盗もうとする盗賊と勘違いしますが目印のために手に持っていたマルフェズ羽を見てマルフェズを助けた恩人であることに気づきます。
バレンはフィリオンアカデミーの教授でした。
ロナンはマルフェズが残していった不思議な色の球体をバレンに見せます。
バレンはこれは夢鳥の卵だといいつつ、すごく驚きました。
夢鳥が卵を産むのは非常に珍しく一生に一度のことだからです。
夢鳥の場合、鳥の卵から鳥が生まれると決まっているわけではありません。
周囲のマナを吸収して育つため何が生まれるか、どんな能力を持っているか想像すらできないようです。
バレンは卵に効率良くマナを吸収してあげれるようにマナをたくさん放出する湖への地図を手渡して、そのままロナン達に夢鳥の卵を持ってもらうことにしました。
ロナンはついにフィリオンアカデミーの試験に挑戦します。
試験官達の中にはマナを使おうとしないロナンを嘲笑う人もいました。
そんな試験官に見向きもせず、ロナンは魔法工学人形を1回切ります。
「終わりです」
1回で攻撃を終わらせるロナンを更に笑う試験官。
しかし試験官の中にはロナンの攻撃の凄さに気づき、教壇を飛び出しロナンに斬りかかる教授がいました。
彼女の名前はナビローゼ。
フィリオンアカデミーで剣術を教えている剣聖です。
「どこでその剣を習った?」
ナビローゼはロナンの首元ギリギリで剣を止めると、そう聞きました。
普通の人にはナビローゼがロナンに剣を振った回数は1回に見えました。
しかしナビローゼは3回振っていたようで、ロナンはその回数を見抜いています。
ロナンも同様に魔法工学人形に3回攻撃していました。
ナビローゼ以外の教授には1回にしか見えなかったようです。
そしてロナンの攻撃の最後の1回は教授達に見えるようにわざと遅く剣を振ったこともナビローゼには見破られていました。
その剣技を「生意気だ」とナビローゼは気分を害していたのです。
ロナンは剣が壊れないかと不安になりただスピードを緩めただけでした。
ナビローゼは君は私が教育し直してやるといい教壇に戻っていきます。
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この一言、合格確定ってことですよね(笑)
校長はロナンにフィリオンアカデミーで何を学びたいか尋ねます。
ロナンは「後悔しない生き方」と答えました。
これでロナンの入学試験は終了。
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※入学試験は12話で描かれています。
試験会場には今まで誰も傷つけることができなかった魔法工学人形の首が真っ二つに切られて転がっているのでした。
試験結果発表当日。
筆記試験でボロボロだったロナンは気を落とします。
マルヤからもらった参考書は何冊もあったのですが勘違いでその内の1冊しか入念にやっていなかったのです。
結果、
- アセルは実技12位・筆記1位(同率3名)
- マルヤは実技9位・筆記9位
で合格しました。
通常の合格者一覧に名前がないことでロナンは更に表情が曇っていきます。
そこへ首席、次席の合格者を伝える不死鳥が飛んできます。
不死鳥はロナンに次席で合格した祝砲を届けます。
ロナンは実技2位、筆記5712位で合格しました。
そこへグランシアの剣士シュリーフェンがやってきます。
ロナンは前世でもシュリーフェンとは面識がありました。
シュリーフェンは大の負けず嫌いで自分よりも高い順位で合格したロナンが許せない様子でした。
シュリーフェンは「僕に勝ったその実力を見せてみろ」と剣を抜きロナンへ切りかかり喧嘩を始めます。
両者の激しい攻撃が続きます。
面倒くさくなったロナンはアセルを盾にシュリーフェンの顔をぶん殴りました。
シュリーフェンはアセルを女の子だと思い、一瞬隙ができてしまったためモロに顔面を殴られてしまいました。
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女性を攻撃するのは騎士道に反すると思っているようです
その隙にロナンとアセル、マルヤはその場から逃げます。
シュリーフェンのミスリルで作られた剣はヒビが入っていました。
彼はロナンへの興味がより一層深まったようでした。
日は変わり、ロナンとアセルはバレン教授に渡された地図の湖へ訪れていました。
バレン教授に紹介された湖はアセルが今まで感じたことがないほどのマナで満ち溢れています。
夢鳥の卵もものすごい勢いをマナを吸収していました。
ここでアセルが違和感を感じます。
なぜこれほどマナが豊富な場所なのに、巣を作ったりマナを求めて生活する生き物の声が一切聞こえないのか。
ロナンも周囲の血の匂いを感じました。
実はカリボロ盗賊団もこの湖の在処を知っており、周辺の魔物を狩っていたのでした。
盗賊団はロナン達を見つけるとオークの頭も貫けるマナを含んだ強靭な矢を放ちます。
ロナンはすんなりと矢を切り捨てて防ぎました。
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矢を切り捨てる動体視力ってどのくらい高いんでしょうね(笑)
カリボロ盗賊団はロナンが立ち向かってくるのを確認すると散開して迎え撃とうとします。
森の中で散りじりになられては面倒と感じたロナンは味方のフリをして彼らを騙すことにしました。
ロナンは前世でカリボロ盗賊団の内情を知っており、階級の名前を把握していたので簡単に騙します。
盗賊団の支部隊長が現れ、全員集まったことを確認した後、正体を明らかにしてその場にいた盗賊団を手下1人を残してその他全員を笑顔で切りコロしました。
手下1人を残した理由は周辺の盗賊団支部の居場所を吐かせるため。
手下の指を切り落とし、血文字で地図に盗賊団の居場所を書かせた後、その手下もコロしました。
カリボロ盗賊団が狩った魔物を見つけるロナンとアセル。
酷い状況を見ていたら急に夢鳥の卵が光だし、周辺に広がっていた魔物の血液を吸収しました。
血液を全て吸収しきると卵は孵り黒い可愛らしいドラゴンが産まれました。
産まれたドラゴンは卵が孵った瞬間に傷つけたロナンの顔の怪我を回復させます。
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ロナンは産まれたドラゴンに「シータ」と名前をつけました。
その様子を見てその場から立ち去る人影があります。
彼はロナンが前世で会っていたカリボロ盗賊団の1人「ヴァルス」
前世では上の階級でしたが今は使いっ走り。
ロナンは彼を捕まえると「君にやって欲しいことがある、これはお願いじゃないよ」と伝えます。
この内容はまた後ほど判明します。
【アカデミーの天才剣士】16話・17話・18話・19話・20話のあらすじネタバレ
ロナンはマナの湖で汲んだ水をマルヤの父親に見せるとかなりの高額で買い取ってもらいました。
これでロナン達はしばらくお金に困らなくなります。
そのお金でロナンは姉のイリルに大量の高価な服を買って着せてあげました。
フィリオンアカデミーのある首都バーロンまで豪華な馬車で連れてくるというお金の使いよう。
ロナンは過去の人生でできなかったことをしてあげたかったようです。
店を出るとたまたまシュリーフェンがいました。
また喧嘩が起きそうな所をイリルが止めます。
シュリーフェンはイリルに一目惚れしました。
喧嘩をすぐにやめたシュリーフェンの手を握って感謝するイリル。
完全に一目惚れしたシュリーフェンは『グラインシアの証明碑』を渡し、おすすめの鍛治職人を紹介しました。
フィリオンアカデミーの入学式が始まります。
イリルはロナンに買ってもらった服で式に参列しました。
フィリオンアカデミーでは先輩と後輩の対面式が毎年恒例行事でした。
対面式は2年生の中でも4強と呼ばれる実力者の中から1人と新入生の首席と次席が1対1で行う交流戦です。
本来なら実力者の中から1人選べば良いのですがロナンは4人全員と4対1で戦いたいといいます。
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2年生達は舐められた提案に怒りを隠しきれません。
交流戦が始まった瞬間、2年の剣士が一気に間合いを詰めてロナンに切りかかりますが、彼は「確かにすごい」と感じつつも簡単に避けます。
2年生の4強は素晴らしい連携が取れていました。
大男の大剣のトドメの一撃を受ける!という瞬間にロナンは一瞬で姿を消し、4人の武器を破壊しました。
ロナンはいつもとは想像できないほど丁寧な言葉で無礼をお許しくださいと4強に伝えます。
ロナンの強さと礼儀正しさに感銘を受けた大剣使いのブラウムがロナンの手を取り天高く掲げました。
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会場は大盛り上がりです!
ロナンの目的は姉のイリルにいじめられるほど弱くない、礼儀正しい対応もできるという社交性を見せてあげることでした。
入学式の食事会。
ロナンが食事にありつこうとした時、シュリーフェンがイリルの帰り道を心配して護衛をつけたのか、住んでいる場所は安全な場所なのかを尋ねます。
ロナンは邪魔だと追い払おうとした時に、そこに魔法科首席で入学したエルゼベット・アカルシアが現れました。
彼女は魔法科の対面式に参加していましたが魔法の腕前は相当なものでした。
ロナンの実力に興味を持ったエルゼベットは『アカルシアの招待状』を彼に手渡すのです。
ロナンはアカルシアの招待状を前世で見ていました。
何を隠そうアデシャン将軍の性も『アカルシア』だからです。
賢明な判断をと言い残しエルゼベットはその場をあとにしました。
そしてとうとう、フィリオンアカデミーでの授業が始まります。
フィリオンアカデミーでは好きな科目を無理のない範囲で選ぶことができるのですがロナンはほとんどの科目に希望を出します。
しかし、帝国剣術・弓術実技・モンスター狩り実技の教授に君に教えることはないと早期修了してしまいます。
フィリオンアカデミーの授業はもっと手応えがあるものだと思っていたロナンは水辺でうなだれていました。
そこへナビローゼがやってきます。
ロナンはナビローゼに対して「もっとフィリオンはすごいところだと思った」といいますが彼女は聞き逃すわけにはいかないなと技を見せることにしました。
ナビローゼが剣を振るうとものすごい勢いで水辺の先の方まで剣圧が飛び、周囲が雨が降っているかのように水浸しになりました。
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このシーンとてもかっこいいので漫画を読んでいただきたいです!
確実に実力の差を見せつけられたロナンだったのです。
ナビローゼは2年生以上の少人数しか入れない彼女の授業へロナンを誘います。
そこでシュリーフェンにもらった(正しくはイリルがもらった)グランシアの証明碑を使ってグランシア御用達の鍛冶屋へ向かいます。
鍛冶屋にはオオカミの姿をした職人(ディディカン)がいましたが証明碑を見せても彼はロナン達にまともな対応をしませんでした。
むしろ同行したアセルを食べようとするなどあまりに失礼な態度を取るのでロナンは我慢の限界を超え剣を抜きオオカミに強烈な突きを食らわせました。
ディディカンは透明の鎧という新商品を身につけており、ロナンの攻撃を防ぐことができました。
実はこの鍛冶屋は初見の来客をテストする決まりになっていました。
ディディカンはロナン達に失礼な態度を取ったのもわざと挑発して攻撃させ実力を見るためでした。
テストはもちろん合格。
それまで険しかったディディカンの表情は柔らかく優しい笑顔になりました。
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いい人でよかった!
ディディカンはロナン達を案内し、エレベーターのような部屋で地下へと移動します。
『グラン・カッパドキア』
ここに鍛冶屋に最高の職人がいるという。
ディディカンはロナンを彼に会わせることを約束します。
【アカデミーの天才剣士】21話・22話・23話・24話・25話のあらすじネタバレ
グラン・カッパドキアにいる最高の鍛治職人のドワーフ「ドローン」の元をロナンたちは訪れる。
ドローンはロナンの黒鉄剣をみた瞬間「ゴミだな」と剣を粉々に砕いてしまった。
怒るロナンにドローンはその辺に落ちている剣の方がまだマシだといい好きなのを試してみるように伝えた。
まずはロナンの腕前を見てみたかったそうだ。
そこでロナンはナビローゼが水辺で見せてくれた剣圧を飛ばす技を見よう見まねでやってみる。
その瞬間、地面をえぐりながら鍛冶屋の壁を吹き飛ばすほど衝撃波が飛んだ。
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見ただけで剣術を真似できるロナンはやはり天才ですね!
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空いた口が塞がらないドローンとロナン。
ドローンはナビローゼの技だとすぐにわかった。
ナビローゼの剣「秘剣ウルサ」を作ったのかドローンだったからです。
ドローンが言うには普通の素材ではロナンの技に耐えることができないから他に何か良い素材を持っていないかと聞く。
ロナンは夢鳥シータが生まれた卵の殻を持っていた。
ドローンのハンマーでもシータの卵の殻は傷一つ付かなかった。
こんな素材使ってことないとワクワクさせながら目を輝かせるドローンであった。
剣が仕上がるまでには時間がかかる。
ロナンはナビローゼの授業に参加することになった。
そこでロナンはまだ将軍になっていない助手のアデシャンと再会する。
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とうとうこの2人が出会うんですね!
「鉄の女」そう呼ばれるほど厳しかったアデシャン将軍だったが、ここでは他の生徒にパシリにされていた。
3年生のカルダンはロナンに手合わせをお願いすると、希望通りの武器を持ってこないアデシャンを「バカ」呼ばわりしながら頭を叩く。
ロナンはその状況・言動が許せなかった。
カルダンはアデシャンに短い槍を持ってくるように言っていたが、実際に持ってきたのは長い槍。
そんなに短い方がいいならとロナンはカルダンの持っていた槍を半分に切って短くする。
怒ったカルダンはマナを乗せながらロナンに攻撃するも右頬、左わき腹、顎に連続で反撃されて一瞬で気を失った。
アデシャンをパシリにしていた他の生徒を懲らしめようと視線を向けるロナン。
これ以上騒ぎを大きくするなとナビローゼは蛇のオーラを発動させロナンは気を失った。
ロナンが飛び起きるとベッドの上だった。
隣ではアデシャンが看病をしてくれていたそうだ。
ロナンはアデシャンがパシリにされている姿を容認していたナビローゼが許せなくなっていたが、アデシャンはナビローゼに特別扱いで助手をさせられていた。
彼女だけの特別授業のようなものを受けているそうで、その代わりにアデシャンはパシリにされていても気にしないようにナビローゼにお願いをしていたようです。
「そこまで頑張るのは将軍になりたいからですか?」と聞くロナンにアデシャンは「なんでわかったの?」と驚く。
アデシャンの手には日頃の特訓の影響でマメだらけだった。
後日、ロナンはドローンに剣ができたとの報告を受けて鍛冶屋に行くが誰もいない。
ロナン、アセル、マルヤは勝手にグラン・カッパドキアまで降りることにした。
降りた瞬間目を疑う。
グラン・カッパドキアは岩石巨人の軍勢に襲撃されていたのだった。
アセルとマルヤは周辺の人々の救助、ロナンは次々と岩石巨人を倒していった。
洞窟で岩石巨人の攻撃を耐え続けていたドローンとディディカン。
もうダメかと思った時に危機一髪でロナンが助けにくる。
ドローンはシータの卵の殻を使って強化した剣「ラマンチャ」をロナンに渡す。
軽いのにミスリルよりも硬く、血を吸収することで傷ついた刀身を修復する能力があった。
ロナンはラマンチャを振ってみるととんでもない衝撃波が出て周囲の岩石巨人を1発で倒した。
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このシーンかっこ良すぎました!自分の作った剣の強さに目をキラキラさせてるドローンが可愛い(笑)
その能力に驚く一向だったが、ロナンはこの騒動の元凶の存在に気づいていた。
彼らは何者なのか、ロナンは討伐に向かう。
【アカデミーの天才剣士】26話・27話・28話・29話・30話のあらすじネタバレ
岩石巨人は基本的に群れで行動をしない。
グランカッパドキアを集団で襲撃するなど考えづらかった。
その証拠に岩石巨人の後頭部に操るためと予想される魔法陣が描かれていた。
ロナンは洞窟の奥の方へ行くとそれまでに戦った岩石巨人とは比にならないくらい大きい巨人と2人の人影を発見する。
2人の名前はエドゥオンとシリラ。
ロナンの気配に気づいたエドゥオンは炎の魔法で攻撃をしてきた。
エドゥオンが発した言葉「星光に埋もれる日」に反応するロナン。
前世で巨人アハユテを倒した際に「星の光」という言葉を言っていたからです。
ロナンはエドゥオンとシリラが10年後の巨人襲撃に関わっていると判断したため、逃げる前にエドゥオンの手足を一瞬にして切り落とす。
その次にシリラの首を掴みにいくが、彼女はシールドを展開してロナンの腕を弾いた。
ロナンはシールドを簡単に破壊し、シリラの右肩に剣を突き立てた。
そこへ炎の魔法がまた襲いかかってくるがロナンは剣で魔法を弾いた。
手足を切断したエドゥオンの身体は不気味な格好だが回復され手足が生えていた。
ロナンが再び攻撃をしようと思った時、後ろで動かなかった大型の岩石巨人の平手打ちが彼を襲った。
彼は強く吹き飛ばされるが怪我をした状態にも関わらず、エドゥオンの四肢を再び切断、シリラに攻撃を仕掛けようと思ったが身体の限界がきた。
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大型巨人に殴られて立っている方がすごいですよね!
シリラは「お前の家族や恋人、大切な人たちを奪ってやる」と捨て台詞を吐き逃げようとした。
しかし、後から到着したナビローゼがそれを許さなかった。
シリラはヘビのオーラに捕まり動けなくなった。
ナビローゼは弟子を傷つけたことを許さないといいながらオーラの力でシリラを気を失わせた。
彼らはロドラン刑務所へ送られ、尋問されることになる。
ロナンは彼らから「星」のことを聞き出すためにロドラン刑務所へ同行することになった。
一方その頃、グラン・カッパドキア市街地の方では犠牲者の救出や回復がひと段落していた。
後日、ロナンとナビローゼは尋問に参加するためロドラン刑務所へ向かった。
尋問を担当していたのは「カラカ」という年配の男性だった。
『ネビュラ・クラジエ』
カラカが聞き出したエドゥオンとシリラが所属している組織の名前だ。
過去に起きた大きな事件の裏にはこの組織がいたようです。
ロナンは違和感を覚えた。
前世ではそんな組織の名前を聞いたことがなかったからです。
何が起きているのかわかりませんがロナンたちは彼らの尋問部屋に入ることにします。
カラカは彼らから「星の到来」「星光」この言葉を聞き出すことができていませんでした。
ロナンが察するに言葉に「しない」のではなく「できない」のではないかとカラカに伝えます。
カラカは呪いの影響を考え、呪いを食べるモンスター『カースアイ』を連れてきます。
カースアイは手の平に乗るくらいの目玉の大きな一つ目のモンスターでした。
エドゥオンにカースアイを乗せた瞬間、呪いが吸入されエドゥオンが「星の到来」について喋り始めました。
エドゥオンは星が到来する日までに邪魔になる者を排除することが自分の使命だと話しました。
もうすぐ「星の子ら」が降ってくると。
ロナンはその星の子がアハユテであると理解しました。
それを突き止めるべく、ロナンはエドゥオンに「それはアハユテのことか」と聞く。
エドゥオンは驚いた顔とした後、呪いが発動して爆発してしまった。
カラカもロナンの言う「アハユテ」とはなんなのかが気になり詰めますがナビローゼに尋問するなと止められました。
そしてカラカはもう1匹のカースアイがいつの間にか呪いを吸収していることに気づきます。
心当たりはロナンの肩に触れた瞬間、その時にカースアイが呪いを吸収した可能性がありました。
カラカはカースアイをロナンの手へ乗せます。
その瞬間、カースアイは反応し、呪いを吸収仕切れなくなって爆発してしまいました。
ロナンにもカースアイが吸収しきれないほどの強力な呪いがかけられていたのです。
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呪いがかかっていることにロナンは戸惑っていましたね。
カラカはフィリオンアカデミーには大陸最大の呪い師がいるから安心して下さいとロナンを勇気づけるのであった。
【アカデミーの天才剣士】31話のあらすじネタバレ
ロドラン監獄からの帰り道。
ロナンは目の痒みを感じていました。
それは呪いが弱まる時に現れるよくある症状の一つのようです。
カラカが彼に対してカースアイを手に乗せたことでカースアイがロナンの呪いを吸収。
ロナン本人の呪いが少し緩和されたことで現れた症状のようでした。
帰路を共にするナビローゼはロナンに「呪いについて思い当たる節は?」と聞きます。
ロナンは「誰かが俺に悪意を抱いているなんて全く見当もつかない」と答えました。
ナビローゼはその返答に対して静かに違和感を覚えます。
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アデシャンに不当な対応をするカルダンのことをボコボコにしていましたよね(笑)
ロナン本人は「見当もつかない」と言いまずがナビローゼは内心「恨みを勝っている可能性は十分あるのでは?」と思っているようでした。
ロナンはロドラン監獄でカラカに尋問されそうになったのを助けてくれたナビローゼに感謝します。
ナビローゼは教官としての責務を全うしただけだから礼には及ばないと返します。
ロナンは違和感を覚えます。
なぜ、剣術はもちろんのこと、会えば会うほど人柄も良く思えるナビローゼのような剣聖が最初の人生で現れなかったのか?
「まさか、ネビュラ・クラジエが手を回してたとか?」
それとも・・・
翌日、ロナンはマヤ・セクリットがいると言われる魔法科専用の実習場「シェリーの森」へ足を訪れます。
その入り口にある支柱公園。
そこが待ち合わせ場所でした。
魔法科と仲介してくれるのは前世で将軍として活躍していたアデシャン。
ロナンはすっかりアデシャンを将軍にさせないという問題を抱えていることを忘れていました。
最善策がまだ見つかっていない中、とりあえず自然に会話することにします。
ロナンが「先輩お元気でしたか?」と聞くとカルダンとロナンの一件でかなり周りとの関係が楽になったことを伝えます。
しかしロナンにボコボコにされたカルダンはアデシャンに対して怯えるようになっていました。
それはそれで気がかりなようです。
話は本題へ、ロナンの呪いの件に変わります。
呪いを解かないといけないのはロナン本人もわかっていましたが、待ち合わせ場所になっているシェリーの森の支柱公園。
ここはすごく不穏な空気が漂っていました。
「こんな場所で過ごしてるだなんて一癖ありそうだな」
ロナンはこれから会うマヤ・セクリットに不安を覚えるのでした。
マヤ・セクリットがいる執務室に行くためには魔法科の学生の力が必要なようでした。
そのため、アデシャンは仲の良い後輩に仲介をお願いしていたんです。
その仲の良い後輩というのがフィリオンアカデミーに首席で入学したエルゼベット・アカルシアでした。
エルゼベットは「会いたかったですアデシャン先輩!!」とアデシャンに飛びつきます。
久々の再会に談笑する2人の隣で気まずい雰囲気を隠せないロナン。
エルゼベットはかなりアデシャンを慕っているようで「先輩の呼び出しならいつだって大歓迎です」と答えていました。
ロナンの姿を見つけた瞬間血の気が引いていくエルゼベット。
「きゃあ!なぜあなたがここにぃぃ!?」
エルゼベットとロナンはマヤ・セクリットの執務室へと向かいます。
普段は冷徹な雰囲気を醸し出しているエルゼベットですがアデシャンとはかなり親密な関係でした。
ロナンはそんな裏の姿を見てしまった報復としてエルゼベットに埋められるのではと心配になったようです。
それを聞いたエルゼベットは「私のことをなんだと思って!?つべこべ言わずついてきてください!」
と起こりながら先へ進みます。
エルゼベットの名前はアカルシア。
アデシャンの名前も元はアカルシア。
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ロナンは2人の関係性が気になりますが現時点では何もわかりません。
エルゼベットがマヤ・セクリットの執務室の扉を開けるとそこには老婆が1人、椅子に座っていました。
エルゼベットは「今から何が起きようと出しゃばらずに見ていてください」と言い呪文を唱えます。
『カシュパ・ルナジェ・デルフィリム・開放』
その瞬間、老婆の口が大きく開き2人を飲み込もうとしてきます。
ロナンは「なんだこれ!?」と驚きますが、その老婆の口の中にマヤ・セクリットの本当の執務(セパラツィオ)があるのでした。
セパラツィオに入るとロナンは後ろから声をかけられます。
「お前だな、ナビローゼが送ってきた弟子というのは」
「話に聞いた通りだ、かなり強力なものを感じる」
そう言いながらマヤはロナンに触れました。
「これは興味深いな若造よ」
そう声をかけてくるマヤの見た目は若々しい女性。
大陸最高位の呪い師のマヤ・セクリットの正体は・・・?
【アカデミーの天才剣士】32話のあらすじネタバレ
マヤ・セクリットに出会ったロナンは目を疑います。
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あまりにマヤの見た目が若いので大陸最大の呪い師であることが信じれなかったんですね。
見た目は若くてもマヤは80歳を超えています。
そんな事よりもお前の呪いを解くことが大事だとマヤは指を鳴らします。
そうするとロナンの周りからパァァ!と呪いの術式の光が現れました。
マヤ・セクリットが具現化させた呪いの術式は全て古代のも。
更に呪いは複雑かつ、とても危険な状態とのこと。
呪いの数も種類も想定外だったようですね。
不安になるロナンにマヤは呪いへの対処の仕方を伝えます。
これからロナンがするべきたった一つのこと。
不安に思うロナンに対して「呪いの根源が目に入れば本能が知らせてくれるはず、健闘を祈ろう」と術をかけました。
彼は彼自身の心象世界へと導かれていきます。
気づくとそこはロナン自身の家の前でした。
呪いの根源が自宅にあるのかと疑問に思っていると、隣を銀髪の女の子が通り過ぎます。
幼少期の姉、イリルでした。
自宅のベッドで可愛らしく眠っている赤ちゃんはロナン本人。
彼にはその頃の記憶が何一つ残っていないようです。
そこへ黒い闇に包まれた1人の男がやってきます。
ロナンは身体を動かすことができません。
黒い男へ「うわぁぁ!◯◯だ!」と嬉しそうに駆け寄る幼いイリルと「早かったですね」と話しかける母親。
黒い男はベッドで寝るロナンへと近づきます。
「ロナンの顔を見るのが楽しみだったでしょう?見てください、あなたにそっくりな・・・」
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こんな親しげにイリルと母親が近寄るなんて家族以外の誰でもないですよね!
母親は黒い男にそう声をかけると、男は何も返事をすることなくロナンの母親に術をかけました。
急に母親は意識を失いその場に倒れます。
「お母さん・・・?」心配そうにうろたえる姉イリルにも黒い男は術をかけて眠らせてしまいました。
「この野郎!いったい何を・・!」
ロナンは黒い男を止めようとしますが身体は動きません。
黒い男の腕にはマヤが執務室で具現化させた呪いと同じ術式の光が現れていました。
そのまま男は幼児期のロナンへ、その呪いをかけます。
「そうか、こいつだな!俺が切るべき呪いの根源!」
そう、ロナンはマヤが作り出した心象世界で呪いの根源を見つけたのです。
場面は変わって現実世界。
マヤ・セクリットは驚きを隠せません。
入念に準備してこの日を迎えたのにも関わらず、マヤ自身のマナを使い切ってしまいました。
エルゼベットがマヤに「いったい何個の呪いがかけられているのでしょう?」と尋ねます。
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マヤいわく、呪いの数は10個にも及ぶようでした。
エルゼベットは10個も解除するなんて大変でしたねとマナに声をかけます。
しかしマヤが彼女自身のマナを使って解除できたのは一つだけだったようです。
彼が呪いから完全に解放されるのはまだ先のようです。
【アカデミーの天才剣士】33話のあらすじネタバレ
ベッドで眠る幼児期のロナンに呪いをかけて部屋を後にする黒い男。
彼が部屋から出たことによってロナンの身体は拘束から解かれました。
「クソっ!」ロナンは母親とイリルの元へ無事を確認すべく駆け寄ります。
「心象世界で俺がやることは一つ」と扉を剣で薙ぎ払い部屋を飛び出し黒い男を追うロナン。
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黒い男は待っていたかのように遠くへなど逃げていませんでした。
「絶対に許さねぇ!!」とロナンは黒い男に間合いを詰めます。
黒い男も青黒い光から剣を具現化させます。
『カァンッ!!』
今まで敵やフィリオンアカデミーの他の生徒を無双してきた天才剣士であるロナンの剣は最も簡単に弾かれてしまいます。
「呪いの分際で剣を扱うだと!?」
腕に傷を負わされ、そのままロナンは黒い男の攻撃を真正面から受けてしまいました。
このまま黒い男を大人しく逃すわけにはいきません。
「さっさと立ち上がるんだ、あいつに聞かなきゃいけねぇことがあんだろ!」
かなりの深傷を負ったロナンですが、黒い男を逃すまいと力を振り絞ります。
「まだ終わってねぇ!」
ロナンの叫びに黒い男は足を止めます。
先程のイリルと母親は黒い男に対して愛情を持って話しかけていました。
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呪いの正体が父親かもしれないと言う疑念は確信に変わったようですね。
大切な家族に術をかけて眠らせ、彼にも呪いをかけた黒い男。
到底彼は黒い男を許せるわけありませんでした。
黒い男は口を開きません。
「なんの説明も言い訳もなしかよ?それでもお前は父親か!!」
ロナンは悲痛の叫びを上げながら黒い男に斬りかかります。
『ザンッ!』
黒い男はロナンの攻撃を避けることもなく、受け止めることもなく素直に切られました。
切り落とされた首に剣を突き立てると「俺の前から失せろ」と言葉を吐き捨てました。
気づくとセパラツィオ、マヤ・セクリットの執務室に、現実に戻っていました。
「やっと目を覚ましたな」と声をかけるマヤ・セクリット。
「あなたは一体・・・?」
マヤの姿を見るや目を疑うような表情をするのです。
彼らはどうなったのか、呪いは1つ解除できたのか、次回で明らかになっていきます。
【アカデミーの天才剣士】34話のあらすじネタバレ
現実世界に戻ってきたロナンに声をかけるマヤ。
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マヤの姿は心象世界に行く前の若々しい姿ではなく年相応の姿になっていました。
「まさか俺のせいで?」
心配するロナンに「心配はいらない」と言うマヤは彼に尋ねます。
「そんなことより何か変化は感じられるか?」
ロナンには明らかに変化が出ていました。
『マナ感応』
自分自身や周囲のマナのエネルギーを感じとる力で、これがないとマナを扱うこともできないし察知することもできません。
ロナンはこのマナ感応がゼロでした。
しかし、呪いの心象世界から帰ってきたロナンは人のオーラやマナの動きが見えるようになっていたのです。
「初めてお会いした時から只者じゃないと感じていたんですが、思った以上にすごい人だったんですね」
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ロナンはマヤの後ろに見えるただならぬオーラを感じとっていました。
「呪いを解くのに成功したようだ」
マヤは成功を確信して彼に笑いかけるのでした。
マヤは心象世界で起きたことをロナンから聞き取りをします。
- 覚えのない昔の記憶が具現化されたこと
- 呪いの姿をちゃんと確認することはできなかったこと
- 呪いは父親のようだったこと
- 家族に呪いが手を出した時に異様な悲しみを感じたこと
ロナンは話しながらも自分の感情を整理します。
彼は呪いに家族に手を出されカッとなって家を飛び出し、男を追いました。
呪いの心象世界にいるわけですから呪いの感情がロナンに入り込んでもおかしくはない。
今までロナンもイリルも両親がいないことを不思議に思ったことはありませんでした。
2人は両親のことを何も覚えていないんです。
頭の中から両親に関する記憶がすっかり抜け落ちたかのようでした。
ロナンは呪いによってマナ感応の能力だけでなく、記憶も書き換えられていたのです。
しかし、その記憶の書き換えも完璧ではなかった。
父親による呪いが作用する際に父親の記憶の一部がロナンの中に混ざり込んでしまったのではとマヤは推測しました。
記憶に関連する魔法はそのような副作用が時々起きてしまうようです。
父親の首を切った際、ロナンの剣には赤いマナの光が乗っていました。
心象世界ではロナンはマナを一時的に使うことができていたんです。
これは記憶が少し戻ったことによる反発で一時的にマナ感応が可能になったから。
現実世界に戻ったロナンの腕からは虹色に輝くマナの光が見えていました。
実際にマナを扱えたのは心象世界だけで、現実世界ではまだ見ることしかできません。
マヤが言うには残りの呪いの9個の内、2つ解除できたらマナ感応が復活し他の学生と同じように自由自在に操れるそうです。
しかしロナンの呪いは強力なのですぐには難しいそうですね。
ロナンはマヤの執務室に夜に訪れたはずですが時間はあっという間に経っていて朝日が登り始めていました。
いつの間にかマヤの姿は年相応の姿ではなくまた若々しい姿に戻っていました。
不思議がるロナンにマヤは伝えます。
「嫌な真実を知って心中穏やかでないかもしれないが、元気を出せ。過去に縛られては今後の人生を無駄にするぞ」
ロナンはこれからもよろしくお願いしますと答え深く頭を下げるのでした。
帝国のグラン・カッパドキアの地下。
動かぬままになっている岩石巨人を前にあまりの大きさに驚きを隠せない様子でした。
ナビローゼならともかく、学生が1人でこの岩石巨人を止めたという事実も信じることができずにいました。
そこに部下のドランがやってきます。
- 復旧作業が順調に進んでいること。
- ネビュラクラジエの動向など追加の情報はまだ得られていないこと。
- 岩石巨人襲撃事件の当日、活躍した学生の所在が確認できたこと。
以上のことを報告しにきたようです。
その最中、岩石巨人が急に動き出し2人を襲おうとします。
ドランは「公爵様、しばし席をお外しいただくことは可能でしょうか?」と巨人に対応すべく剣に手をかけます。
しかし、「その必要はない、急がねばだろう?」と一瞬で岩石巨人を切り刻んでしまったのです。
グランシア家の当主、彼自身もかなりの剣術の持ち主のようでした。
ヨーゼフ公爵はドランに「行くぞ」と声をかけます。
『フィリオンの若き英雄の元へ』
【アカデミーの天才剣士】35話のあらすじネタバレ
ロナンが生活するナバルドーゼ館(入学順位上位しか入れない学生寮)に来客があります。
ドンドンドン!と扉を叩く音が聞こえ、ロナンは「ったく、うるせぇな」と扉を開けます。
そこにはグランシア領の護衛騎士ドランが立っていました。
「なんすか、おじさん。ここは行商人立ち入り禁止のはずですけど?」
ロナンの対応に苛立ちを覚えるドラン。
「相手が誰だか理解した上で、そんな口を利いているのか?」
圧をかけてくるドランに対してロナンは気にもせず、ドラン自身のマナの異常さを見ていた。
そんなドランをなだめるもう1人の男性。
男性に対してドランは「しかし、公爵様・・・」と言ったとたんロナンの顔色が変わる。
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この帝国で公爵と呼ばれる人物はグランシシア公爵しかいないからです。
「護衛騎士の無礼は私が代わりに謝罪しよう、少し話をさせてくれないか?」
グランシア公爵という帝国でも有名な爵位の高い人物がたった1人の学生のために出向いたのです。
ロナンからすると驚きでした。
グランシア公爵はロナンに剣の鞘を届けに来てくれました。
ロナンの剣『ラマンチャ』は鍛冶職員のドローンが作成した剣で、岩石巨人が襲来した時にはまだ鞘が完成していなかった。
それをわざわざグラン・カッパドキアの職人達の希望ということもあって公爵自身が持ってきてくれたのです。
それだけでなくグランカッパドキアとグランシア家は長年を共にした戦友みたいなものだから直接ロナンにお礼を伝えにきてくれたようだった。
グランシア公爵の剣「フェイルロード」も作ったのは職人ドローンだったようです。
そんなグランカッパドキアを救ったロナンを英雄として感謝してもしきれないとロナンに『グランシアの証明碑』を渡しました。
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グランシアの証明碑は村が三つほど買える価値があるそうです。
驚きを隠せないロナンに対して「恩人には手厚く謝礼してこそグランシアの顔が立つものだ」と公爵は言う。
同時に岩石巨人襲来の手助けをしてくれたアセルとマルヤにも証明碑は渡されているらしい。
そして話題は次に移ります。
「今回の事件の黒幕に関し知っていることを話してくれるか?その非道な連中に非常に興味があるものでな」
ロナンはグランシア公爵の後ろに見えるとんでもない量のマナとオーラに「頭の威厳ってやつ?」と驚いていました。
「どこまでご存知なのかは知りませんが、あの連中は思っている以上にイカれてます」
この発言をした瞬間、公爵の後ろに立っているドランの顔が引き攣る。
違和感の正体はドランから発せられるマナでした。
ドランのマナの雰囲気がネビュラ・クラジエのエドゥオンとシリラの気持ち悪い感覚に似ていることをロナンは悟ります。
「まさか、こいつ・・・!」
ロナンはドランがネビュラ・クラジエのスパイであると疑うようになります。
なぜかドランから発せられる異常なマナは公爵は感じ取れておらず、見えているのはロナンだけのようでした。
「まさかこれ・・俺にしか見えねぇのか?」
そこでロナンはドランに対して挑発して罠を仕掛けることにします。
「公爵様は星の到来についてはご存知でしょうか?」
ドランの表情がどんどん険しくなっていきます。
大陸にそのようなものが存在していただなんて実に信じがたいと言う公爵に対しロナンは話を続けます。
「あのクソ野郎どもの泣きながら命乞いする姿といったらマジで笑いもんでした」
ニヤァと不敵な笑みを浮かべながら話すロナンに対し、ドランは表情や態度は変えずとも怒りでマナが全然コントロールできていませんでした。
(もう充分だろう、んなことよりグランシアにまで潜り込むとはな・・・)
ロナンはトドメの一言を公爵へ伝えます。
「話すと長くなっちゃうので今日中に手紙を送ります。特に注目べきポイントは『アハユテ』に関する部分でしょうか」
それを聞いたドランの顔は一気に血の気が引いていきました。
その日の夜、気持ちよさそうに眠るロナン。
そこでドランが剣を振りかざします。
『ドカァン!』
ロナンは天井へ逃げて攻撃を避けます。
「やっぱりな〜今日中に来ると思ったんだよ、ようこそネズミ第3号」
いったいどうやって気づいた?
驚くドランに対してロナンは「まぁ落ち着けって」と別の方へドランの視線を促します。
「お前のためにスペシャルなお客様を呼んでおいたぞ」
という先にいたのはグランシアの裏切りに対して怒りに燃えるシュリーフェンだった。
「説明しろドラン、僕はこの状況をどう受け止めたらいいんだ?」
【アカデミーの天才剣士】36話のあらすじネタバレ
ロナンの部屋へドランが襲撃する数時間前。
ロナンはシュリーフェンの元を訪ねていました。
「ドランが今夜、襲撃してくる」
この情報にシュリーフェンは冗談はよせと言わんばかりにまともに聞き入れません。
ドランはグランシアの中でも屈指の実力と忠誠心を持つ騎士として有名だったからです。
グランシアの騎士団に入団してから4年でヨーゼフ公爵の護衛を務めるまでに上り詰めた騎士でした。
ロナンは信じる信じないは自由だがネズミを狩れるぞと言い残しシュリーフェンの部屋をあとにしました。
ロナンの予想通りドランは彼の寝込みを襲撃。
裏切りに対して怒りに震えるシュリーフェンはどういうつもりなのか説明を求めます。
ドランはまともに返事をすることなく、床を強く踏みつけました。
その瞬間、彼のオーロが発動。
青い稲妻のような光が床を這い、ロナンとシュリーフェンの身体を重くさせ動きを鈍らせてきます。
説明など一切しないままドランはロナンとシュリーフェンに切りかかります。
ドランがやっと口を開くとシュリーフェンの弱点を語り始めます。
「坊っちゃまが未熟で良かった」と。
シュリーフェンの技は強力でオーロの制御が効かないために屋内で使用するのは関係のない人を傷つける可能性があり、危険でした。
シュリーフェンはなぜ裏切ったのかドランに再度、質問します。
ドランは答えます。
「グランシアの騎士であったことなど一度もない」
その言葉を聞いたシュリーフェンは事実確認ができたためロナンと反撃に移ります。
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白か黒か疑いがある場合は規律上、攻めるのが難しかったのかもしれません。
シュリーフェンが反撃に転じた瞬間、それまで有利だったドランとの戦況が覆ります。
ドランが予想していたよりも、フィリオンアカデミーに入学して数ヶ月の間にシュリーフェンの剣術は成長しているのでした。
シュリーフェンに押されている事実に驚いている所に横からロナンがよそ見するなと攻撃を仕掛けます。
状況を打開できないドランは窓から外へ逃げて退却することにしました。
足のオーロの力を使い、すごい勢いで走り去っていきます。
計画が狂ってしまった事を後悔しつつも次の案を模索します。
しかし、その後ろにはシュリーフェンが迫ってきていました。
シュリーフェンはドランの見立ては正しかったと言いつつ、周りを巻き込む心配が少ない外へ出たことは実に愚かだといい、オーロ「嵐の剣」を発動させます。
ものすごい風の轟音が鳴り響く中、ドランは嵐の中で切り刻まれていきました。
血塗れて倒れるドラン。
「グランシアの家門全員がそなたを忘れるであろう」
と捨て台詞を吐き、シュリーフェンはその場を去るのでした。
【アカデミーの天才剣士】37話のあらすじネタバレ
ドランは瀕死の状態でしたが息はありました。
シュリーフェン曰く、急所を外したから多分シにはしないと語ります。
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多分って(笑)
ロナンはロドランに引き渡すつもりでしたがドランがこの現状では難しいなと感じたようです。
考えるロナンを他所にシュリーフェンは一刻も早く領地へ帰って裏切り者を全員見つけ出さなければと、責任逃れをするような形でその場を去っていきました。
そこへシュリーフェンの嵐の剣の轟音を聞きつけて校長とナビローゼが駆けつけます。
ナビローゼは可愛らしい蛇のパジャマを着ていました。
ロナンはパジャマの柄に突っ込みますがナビローゼは「話を逸らすな」と言います。
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ナビローゼのパジャマ可愛すぎましたね。
校長から何があったのか説明を求められますが、ロナンは校長が裏切り者の可能性もあると感じ「アハユテのくそ野郎」と校長に復唱させます。
校長は何のことかさっぱりわからない様子でした。
校長がネビュラ・グラジエだった場合、この台詞は言えないはずです。
彼が裏切り者である可能性は限りなくゼロであることが判明しました。
翌日、校長室でロナンは何があったのかを説明します。
校長は状況は思っていたよりも深刻だと目を瞑りながらもロナンの健闘を讃えます。
ロナンがマナを見分けれるようになっていること。
これはまだ確実性がないこと、そしてこの情報が漏れた場合、仲間を危険に晒してしまう可能性もあったため秘密にしておくことにしました。
校長はロナンの功績を讃え、褒賞を与えたいと言います。
ロナンにはやってみたい活動があったようです。
それは校外で行うクラブ活動でした。
その名も『特級アドベンチャー部』
目的は実戦に重きを置いた校外活動で帝国に貢献できるように技術を磨くこと。
校長に求めたのは本来は禁止されている「学外への外出」の許可でした。
『特級アドベンチャー部』は校内で唯一、学外に出ることができる部活です。
ロナンは入部を希望する人はガレリオン館の第一闘技場に来てくださいと生徒たちに呼びかけます。
面接当日、ロナンは良い人材を集めるために面接をしようと闘技場で待っていましたが来たのはアセルとマルヤ、2年のブラウムのみでした。
この日はアデシャンも面接の補佐として就いてくれました。
その理由は明白で、この面接当日までにロナンは実力確認のために生徒をボコボコに打ちまかしたり、命をかける覚悟はあるのかと脅したりしていたからでした。
ロナンはウチの部活しんどいですよ?
とブラウムに聞きますが彼は「強くなれるなら」と笑顔で答えます。
アセル、マルヤ、ブラウムを帰し、もう少し入部希望者を待つことにしたロナンとアデシャン。
しかしなかなか入部希望者は現れません。
アデシャンもナビローゼの助手の仕事が無ければ入部希望を出していたと言いますが。もしそうなったとしてもロナンは受け入れるつもりはありませんでした。
ロナンにはアデシャンを将軍にさせないという約束があります。
どうやって夢を諦めさせるのか、、ロナンはその件についてはもう少し考えることにしました。
そこへ1人の女性がやってきます。
ロナンは「部活に興味ありますか?」と聞きますが、女性の目的は入部よりも違う所にあるようでした。
「入部すれば触れるのか?」
女性は被っていたローブの角帽を脱ぎ顔を見せると、そう言ったのです。
【アカデミーの天才剣士】38話のあらすじネタバレ
ロナンは「触れるのか?」と女性に聞かれて身の危険(笑)を感じますが、女性に「君じゃなくて肩に乗っている子(シータ)ね」と言われます。
ロナンはシータは常にロナンのそばにいるので部活に参加すれば触るくらい、いつでもできると女性に伝えました。
シータのことはさておき、ロナンは女性が気配を感じさせずにこの場に現れたことが気にかかっていました。
絶対に普通の学生じゃない、この人は本物だ!と確信します。
女性は面接は何をすればいいのかロナンに尋ねると、フィリオンアカデミーの入学試験でも使用されていた魔法工学の防御魔法が施された人形に対して技術を見せて欲しいと答えます。
彼女の名前はオフィリア・ディナイト。
フィリオンアカデミーの魔法科の3年生でした。
「始めるよ」とオフィリアは言うと魔法を発動させます。
ロナンの隣で見ていたアデシャンは驚きます。
基本的に闇属性のマナはややこしく、コントロールするのが難しいからです。
闇属性魔法を発動させたことも驚くべき点ですが、ロナンは別のことで驚きます。
オフィリアの身体からは「血のオーラ」が見えていたからです。
それは血を吸収することができるシータのオーラにも似ていました。
オフィリアは詠唱を唱えます。
『シャドウクロウ』
赤黒い光と共に3本の刃が人形を斬りつけ大爆発が起きました。
防御魔法がかかっているはずの人形は見事に切り裂かれています。
ロナンは言うまでもなく「合格です」と伝えつつ、血のオーラを見てオフィリアの正体を察した彼は彼女に「もしかして、、」と言いかけます。
オフィリアは他の人たちに知れたら面倒だから場所を変えようと伝え、移動することにしました。
歩きながらオフィリアは手の平の上でシータをくすぐります
「周りのマナを含んで生まれた夢鳥」
彼女はシータのことを不思議がります。
ロナンは「先輩の方が不思議だ」と言いつつ話を続けます。
ヴァンパイアはとっくの昔に帝国を離れたと思っていたと。
オフィリアはヴァンパイアの血を引いていました。
実はヴァンパイアは少数ではあるが帝国のあちこちに身を隠しているそうです。
自分がヴァンパイアであることがバレると面倒なのでオフィリアも身を隠していた身でした。
それなのにも関わらず、オフィリアがロナンの部活に参加しようと思った理由はシータのマナを感じ取ったからでした。
シータからヴァンパイアの「血の魔法」のマナが溢れていたようです。
ロナンはシータが生まれてすぐに吸血魔法を使ったことを思い出しました。
オフィリアがそれを聞くと「この生まれてどのくらい経ったの?5年は経ったよね?」と聞きます。
ロナンは「いえ、数ヶ月です」と答えました。
オフィリアは数ヶ月でこれほど密度の高い血のマナを発生させているシータに驚きを隠せませんでした。
その事実を知り、オフィリアはロナンへ、とある協力を依頼します。
それは何なのか・・?
翌日、ロナン達は本格的に部活動を始動します。
フィリオンアカデミーの部活には部室として建物を一つ貸し出してくれるようでした。
集まったのはロナン、アセル、マルヤ、ブラウムの4人。
一回めの部活動の目的地はバイディアン山脈。
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そして10年後の「あの日」までに部員の潜在能力を実験経験を積んでいち早く引き上げることでした。
ロナンはもう一つの目的があるようですがこの時点ではわかりません。
しかしアセル、マルヤの2人には問題がありました。
その問題を解決するためについてくるようにロナンは2人を部屋から連れ出します。
【アカデミーの天才剣士】39話のあらすじネタバレ
部活動を始める前にロナンはアセルとマルヤを学園内へ連れて行きます。
その理由はアセルとマルヤに「早期履修」をさせるためでした。
アカデミーの外へ行き部活動をするということはしばらく帰ることができなくなります。
そのため、アカデミーでやるべきことが残っているアセルとマルヤの履修科目を終わらせようと考えたようです。
まずは2人の現状の実力を見るために実践演習をすることにしました。
演習が始まるとマルヤは大剣にマナを乗せてロナンに斬りかかります。
ロナンは「当てるつもりある?」と簡単に避けるのですがマルヤの目的は床を粉砕して瓦礫を作ることでした。
吹き飛んだ瓦礫にアセルが浮遊魔法をかけ、ロナンへ飛ばします。
「すごいじゃん」とロナンは避けつつ瓦礫を剣で弾くのですがその頭上には大剣を振りかぶったマルヤが。
ロナンはマルヤの攻撃もギリギリ避けます。
マルヤの攻撃は凄まじく、再び床はものすごい勢いで砕けました。
マルヤとロナンが剣で鍔迫り合いをしていると巨大な瓦礫を浮遊魔法で浮かせたアセルが追撃を仕掛けにきます。
それまで剣を鞘にしまっていたロナンですが、巨大な瓦礫を粉砕すべく剣を抜きます。
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ロナンが知らない所でアセルとマルヤはかなり成長していたのでした。
ここからロナンによる特訓が開始され、アセル、マルヤ、ブラウムは早期履修をすることに成功します。
校長に許可をもらい、ロナンたちは晴れてアカデミー外の活動を始めるのでした。
バイディアン山脈、ロナンたちは中心部へ向かいます。
バイディアン山脈の奥地、そこには神殿のようなものが立っていました。
「こんな所へお客さんか、、」と耳の長いハーフエルフと思われる人物がロナンたちの存在を察知しました。
彼は何者なのか・・・
【アカデミーの天才剣士】40話のあらすじネタバレ
ロナン達がバイディアン山脈と訪れた目的。
それはオークが築いた集落を襲撃、討伐することでした。
オークは人里離れた人間の手が届かないような場所で村を作る習性があるようです。
ロナン達が発見したオークの集落は現在はまだ村レベルですが繁殖力が高いためすぐに山脈を覆うほどの群れになってしまうと言います。
その時の近くの町は襲われでもしたらひとたまりも無い。
だからそうなる前に討伐しに来たようでした。
オークのあまりの人数にビビってしまうアセルでしたがロナンはオークくらいだったら丁度いい相手だと言います。
特にツインヘッドオーガにはロナンですら手を焼くそうですが、オーガが現れるのは今よりずっと未来の話。
突然ロナン達の後ろから声をかける人がいました。
そう、神殿にいたエルフです。
彼は今の時期は山脈のモンスター達の異常行動が目立つからオークを攻撃するのはやめた方が良いとアドバイスします。
味方なのか敵なのか・・・
ロナンはグランシアの裏切り者ドランの一件もあるため、このエルフが信用できる人なのか確かめるために「アハユテのクソ野郎」と言わせます。
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エルフは言葉を繰り返したので味方のようでした。
ネビュラ・クラジエだったら今頃呪いで爆発していますからね。
このエルフはバイディアン山脈でセニエルという神を祀っている神殿の司祭でした。
「クソ野郎」なんて言葉は200年ぶりに言ったらしく1000年は生きているエルフのようです。
エルフはセニエルの神殿へロナンたちを案内しました。
セニエルの神殿の周りには結界が張ってあり、エルフが結界に触れることで神殿が姿を表します。
アセルがいうにはこの規模の結界魔法はアカデミーの教授クラスでもなかなかできないそうです。
セニエルの神殿で祀られていたのは大きな岩でした。
あまりにも神らしくないのでロナン達は不思議そうに感じますが、その件は長くなる話なのでエルフは後でゆっくり話しましょうと笑顔で答えます。
マルヤはロナンの目的をエルフに相談してみてはと提案しました。
ロナンがバイディアン山脈に来たもう一つの目的。
それは呪いを吸収するカースアイの生息地を見つけることでした。
エルフは「やはり」とロナンに呪いがかかっていることをすでに察知していました。
「少し時間をいただけますか?」と別の場所でロナンとエルフ2人でお茶を飲みながら話すことに。
ロナンはエルフと2人きりになったことに警戒します。
ドランのようなネビュラ・クラジエ特有のマナは感じない。
エドゥオンやシリラのように「アハユテ」と言えない呪いはかかっていない。
ネビュラ・クラジエと関係ないと判断して良いものなのか?
「考え事が多いですね」
エルフにはロナンが思考を巡らせている事がバレていました。
こちらが役に立つと思いますよとお茶を差し出すエルフ。
ロナンがお茶の香りを嗅いだ瞬間、エルフの後ろに今まで見たことがないくらい激しいマナを感じました。
エルフはロナンに「気に入りました?」と得意げな顔で問いかけます。
このお茶の効果は・・・?
【アカデミーの天才剣士】41話のあらすじネタバレ
このお茶はマナを含んだ薬草で淹れたもので、抑えられた潜在能力に内側から作用して感覚を研ぎ澄ましてくれる効果がありました。
一度に効果が出るわけではないが、ロナンの場合は呪いの影響でかなり感覚が抑えられていたようなので通常よりも大きな効果を示したようです。
サランテはこのお茶の材料をロナンに分けてくれるそうです。
その代わり、呪いを除去するのにカースアイの力を使うことはやめて下さいとロナンに助言します。
なんとカースアイは呪いを吸収すると共に生命力も吸収してしまうようです。
1〜2回は問題ないかもしれないが、回数を重ねると命に関わる可能性があります。
ロナンは一日でも早く呪いを解除したかったため呪いを吸収できるカースアイの生息地を探していたようです。
カースアイが命に関わるとロナンは知らなかったのでサランテの助言を素直に受けることにしました。
取り返しのつかないことになる前に遠回りしながら呪いを解除する必要がありそうです。
ロナンは最初の呪いを一つ解除してくれたマヤの言葉を思い出します。
「すぐには無理だ、君の呪いは複雑だから」
「過去に縛られるな元気を出せ」
ロナンは助けてくれる人がたくさんいたのにも関わらず呪いと対峙したあの日から気持ちが焦っていたようです。
巨人をやっつける前に自分がシんでしまっては意味がないと自分に言い聞かせるロナンでした。
ロナンは最初の人生でサランテとは会っていませんでした。
しかしロナンはサランテに不思議な感覚を感じるそうです。
このエルフは何者なのか・・・
ロナンはネビュラ・クラジエの話をサランテにすることにします。
ネビュラ・クラジエの名前は伏せながら「星の到来」の話をしますがサランテは「星」に対して反応を示します。
「彼らがまた動き始めたのか?」
その日の夜、サランテはセニエルの岩の前で考え事をしていました。
もし本当にロナンが言っていた「星の到来」に関わる組織が「彼ら」だとしたら罪のない者の人生を奪う巨大な災いが起きる。
「今回も見守るばかりなのか、私は一体どうしたら」
サランテが考えているとロナンが「起きていたんですね」と声をかけました。
ロナンはやはりこの大きな岩がセニエルという神の像であることが信じれないようでした。
サランテが属する教団は1000年に1度、帝国の端にある「ダ・コーニャ」の聖地に1000個の岩を移す風習があるそうです。
雨風が吹き荒れる場所なため、ほとんどの岩が200年も経たずに風化してしまうのにも関わらず、この神殿にある岩は1000年経っても崩れなかった。
その岩にセニエル神が宿るとされているようです。
しかし神が宿ったと反応を示した事は今までに無く、教団の多くの教徒が神殿を去っていきました。
サランテも諦めかけたりしたこともありますが、セニエルの意志は世界を救う手がかりになると信じ待ち続けたと言います。
そして「その時」は近づいて来ているとサランテはロナンの肩に触れるのでした。
翌日、サランテのお茶はアセルやマルヤ、ブラウムにも飲んでもらうことに。
マナ感応が高まる感覚に驚きを隠せない一行でした。
オークを討伐する当日、やはりロナン達を心配するサランテは神殿の結界に自由に出入りできる魔法をかけます。
「危ないと思ったら無理せず帰って来て下さい、この森は危ないですから」
とある夜の森の中、オークを八つ裂きにしながら歩く不審な女性の姿。
「私が直接会いに行くよ、サランテ」
彼女は何者なのか?
まとめ
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今回はアカデミーの天才剣士の全話あらすじネタバレをご紹介しました!
これまでのあらすじもどんどん追加していきますのでお楽しみいただけたらと思います。
ロナンがどんどん強くなっていきますね!
果たして巨人の襲来に彼らは勝てるのでしょうか?
以上アカデミーの天才剣士の全話あらすじネタバレでした!
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アカデミーの天才剣士のネタバレは随時更新していきますのでこのページをブックマークしてまたご覧いただけたら嬉しいです!
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