MENU

嘘解きレトリック8巻ネタバレ!感想と見どころも紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。

今回は『嘘解きレトリック8巻ネタバレ!感想を見どころを紹介』と題してお送りします。

ここまでの物語で左右馬の過去が少しずつ明らかになり、ついに過去と向き合うことになりましたね!

一気に左右馬の人間味が出てきて物語が一気に進み始めたかなと感じます。

さて、無事異母兄である篤嗣とのわだかまりは解消できるのでしょうか?

『嘘つきレトリック』シリーズは毎巻緊張感あふれる展開が魅力ですが、8巻では特にキャラクターたちの内面に迫るストーリーが描かれています。

それでは、『嘘解きレトリック8巻ネタバレ!感想を見どころを紹介』をお楽しみください。

目次

嘘解きレトリック8巻までのストーリーおさらい

左右馬は異母兄である篤嗣に会うため、鹿乃子と共に篤嗣が住む豪邸へ向かいます。

篤嗣は過去に左右馬を冤罪に陥れた人物でしたが、情報を掴むためにも左右馬は彼と対峙することを決意していました。

豪邸で篤嗣の妻である澄子と接触した二人は、澄子が命を狙われていることを知ります。

澄子も自らの危機を察知し、左右馬と鹿乃子に助けを求めます。

二人は澄子を守るため、澄子が出席予定の園遊会に潜入し、背後で糸を引いている陰謀を暴こうと決意します。

事件の真相に迫りつつ、左右馬と鹿乃子は共に危険に立ち向かうのでした。

嘘解きレトリック8巻ネタバレ

澄子に対する嘘の告白を行った男は、単なる感情や遊びからの行動ではなく、実は佐伯家の正妻の座を狙う野心的な女性に雇われた刺客でした。

刺客である彼の目的は澄子と駆け落ちを装いながら、彼女の命を奪うこと。

最初は優しく澄子に接近し、恩を返すかのような行動を取っていましたが、その裏には暗い陰謀が潜んでいたのです。

澄子はやがて彼の裏の顔に気付き、自らの命が狙われていることを察知します。

澄子はこの危機を乗り越えるため、左右馬と鹿乃子に助けを求めることにしました。

二人は澄子の提案を受け入れ、彼女に対する陰謀を企てた人物を探り出すべく行動を開始します。

澄子と関わりの深い人物たちが集まる園遊会に潜入した左右馬と鹿乃子は、首謀者を探るために動き出します。

この園遊会には、佐伯家の跡継ぎである篤嗣との縁談があった三人の女性が出席しており、その中の一人が陰謀の中心にいると疑われていました。

左右馬と鹿乃子は、その三人の女性たちに順に接触し、会話を重ねて真相を探ろうとします。

表面的には皆が普通に振る舞っていましたが、話を進めるうちに一人の女性、多江の挙動に不自然さを感じ始めました。

彼女の話の中には微妙な矛盾があり、何かを隠している様子が明らかに見えたのです。

左右馬と鹿乃子がさらに彼女を追及していくと、多江はついに自身が澄子に対する陰謀に関わっていたことを認めざるを得なくなります。

多江の目的は、澄子を陥れ、佐伯家の正妻の座を奪うことでした。

しかし、彼女は自らの罪を認めたものの、反省する様子は一切見せず、逆に堂々とした態度を取り続けます。

この状況を見た澄子は、多江が追い詰められていることに気づき、驚くべき行動に出ます。

なんと澄子は彼女の未来を考え、「なかったことにしよう」と多江に寛大な対応を示し、彼女を許すことに。

そして、篤嗣にもこの件を秘密にしておくよう提案しました。

多江は一見、澄子の寛容な態度を受け入れたかのように見えましたが、実際にはその場を去る際に彼女の顔には怒りと恨みの感情が浮かんでいました。

その表情を見た鹿乃子は多江の様子に不安を感じ、事件が完全に終わっていないのではないかと疑念を抱きます。

そしてその疑念は、とうとう現実に。

しばらくして、澄子が一人で庭にいると、多江が再び現れます。

今度は、手に毒の入った飲み物を持ち、澄子にそれを飲ませようとしていたのです。

多江は、愛されることなく地位や家柄に縛られて生きてきた自分の人生に対して、強い嫉妬と憎悪を抱いていました。

彼女は澄子が家柄の良さだけでなく、篤嗣に愛されていることを妬み、その憎悪が澄子への毒殺という最悪の計画に繋がったのです。

その場には篤嗣も現れ、多江に対して冷酷な言葉を投げかけます。

「家柄に愛や見栄を求めるのは無意味だ」と彼は言い放ち、多江をさらに追い詰めます。

この言葉に、多江は自身の抱える苦しみを認めざるを得なくなりました。

しかし同時に、この冷たい言葉は篤嗣自身もまた、家柄や社会的地位に囚われ、自らの感情を抑えて生きていることを示唆しています。

そうして多江は逮捕され事件は解決することに。

左右馬は澄子を助けた報酬として、篤嗣にある事件に関する情報を求めます。

特に彼が気にかけていたのは、自分に手紙を送ってきた「徳田」という人物についてです。

篤嗣は左右馬に関連する資料を手渡しますが、その内容は名前や年齢が不明であり、さらに偽名を使っていたことを示すわずかな情報に過ぎません。

事件の全貌を解明するには、まだ多くの謎が残されていたのです。

一方で、鹿乃子は「徳田」に直接会うことができれば、彼が失った「力」について何か手掛かりを得られるのではないかと考え始めます。

徳田はかつて鹿乃子と同じく強力な力を持っていましたが、それを失ったと語っていました。

この話を聞いた鹿乃子は、自分もまた何かを失うことへの恐怖を感じ始めます。

特に、左右馬との関係が変わってしまうことや、彼と離れ離れになることが最も恐ろしいことだと感じるようになっていきます。

そんな中、探偵事務所には「麗子」と名乗る女性が訪ねてきました。

彼女は行き場を失っており、大家に紹介され、しばらくの間事務所に滞在したいと申し出ました。

麗子は、家賃を免除する条件として、手伝いをすることを提案し、左右馬たちはその条件を受け入れます。

しかし、彼女が名乗った「麗子」という名前は偽名であり、何かを隠していることが次第に明らかになっていきます。

ある日、麗子が栗を剥いていると、左右馬と鹿乃子も手伝いましたが、翌朝になると、彼女は一人ですべての栗を剥き終えていました。

勤勉な麗子に感謝する二人でしたが、ふと気づくと、剥いた栗の下に敷かれていた新聞紙が一枚失くなっていることに気付きます。

何か重要な情報がその新聞に載っていたのではないかと疑った二人は、図書館へ行き、その新聞の記事を調べることに。

図書館で失われた新聞を探し出すと、そこには「尋ね人」の欄に「蘭子へ 心配している 連絡乞う 鈴乃」というメッセージが記されていました。

左右馬と鹿乃子は、このメッセージが何を意味するのかを解き明かすため、関係者に会いに行くことになりました。

その結果、麗子の正体は「蘭子」であり、彼女はかつて「鈴乃」という女性の家で住み込みの女中として働いていたことが判明します。

蘭子は、鈴乃の婚約者である柾と結婚が決まった際、姿を消してしまいました。

周囲は蘭子が柾に恋をしていたのではないかと疑っていましたが、実は彼女が愛していたのは鈴乃その人だったのです。

嘘解きレトリック8巻の感想

やはり愛情が絡んだ嫉妬や憎悪ほど怖いものはないですね(笑)

8巻を読みながら多江の行動にゾワっとしたのを覚えています。

篤嗣は澄子にぞっこんだったことも分かりました。

クールな顔して、見る目はあるんですね。

もちろん澄子は自分がおかめだって気にしていましたが、そんなところもきっと大好きなんだと思います。

自分でおかめって言っちゃうところとかめっちゃかわいいです!

事件を未然に防ぐことができて良かったですが、左右馬の事務所には本当にいろいろなことが起きますね。

次も恋愛感情を絡んだ物語に発展しそうです。

漫画で読んでいる方は鹿乃子の服装も楽しんでいるようで今回初めて彼女は洋装を身に纏いましたね。

柄も凝ってて可愛いとコメントされている方もいました!

見どころ

この物語は、愛憎と裏切りが複雑に絡み合った非常に緊張感のある展開が印象的でした。

まず、澄子に危機が迫るところから物語が動き出し、鹿乃子と左右馬が彼女を助けるために奔走する姿が描かれていて、緊張感が途切れません。

澄子は刺客の男に惹かれるどころか、その裏に隠された陰謀に気づき、自らの命を守るために行動を起こします。

この冷静さと勇気は、彼女がただの弱い被害者ではないことを強く示していて、印象的でした。

一方、鹿乃子はその陰謀を暴くために左右馬と協力し、三人の女性の中から黒幕を探り出そうとします。

この過程で、多江の不自然な行動や言動に気付き、徐々に真相に近づいていく展開がスリリングで、読んでいて引き込まれました。

鹿乃子の洞察力と行動力が際立っており、彼女の鋭さが物語を動かしているように感じられます。

しかし、この物語で特に印象深いのは、多江の行動と、鹿乃子が不安を感じる描写です。

多江は罪を認めたにもかかわらず、心の中には怒りと恨みが残っており、澄子を毒殺しようと企てます。

この場面では、多江の内面的な葛藤と、地位や愛に縛られて生きてきた彼女の苦しみが痛切に描かれていました。

彼女が抱えている嫉妬や憎悪が澄子への攻撃に繋がるという展開は、非常に緊張感がありました。

また、篤嗣が多江に対して冷酷に放つ言葉が心に残ります。

彼の「家柄に愛や見栄を求めるのは無意味だ」という言葉は、多江を追い詰める一方で、篤嗣自身もまた家柄や立場に囚われていることを暗示していて、彼もまたこの社会の犠牲者であることを感じさせます。

この冷たい言葉に込められた感情が、物語に深みを与えています。

鹿乃子が「力を失うこと」に対する恐怖を感じ始める描写も興味深いです。

彼女は左右馬との関係が変わることや、彼と離れてしまうことを最も恐れるようになり、その感情の揺れ動きが物語の展開にどう影響していくのか、非常に気になります。

この部分で、鹿乃子の人間味がさらに深まり、彼女のキャラクターが一層魅力的に感じられました。

物語の終盤では、「麗子」という新しいキャラクターが登場し、新たな展開が始まります。

麗子の正体が蘭子であることや、彼女が愛していたのは婚約者の男性ではなく、鈴乃という女性だったという事実が明かされるシーンは、非常に衝撃的でした。

ここで描かれる隠された愛情の切なさは、物語の中で異彩を放っており、非常に感情的な瞬間でした。

全体的に、鹿乃子の活躍と心の葛藤が物語の中心となっており、彼女の成長や決断が読者の心に響く作品です。

陰謀と人間関係が複雑に絡み合う中で、鹿乃子の強さと繊細さが光り、読み終えてからも深い余韻が残る素晴らしい物語でした。

まとめ

今回は『嘘解きレトリック8巻ネタバレ!感想を見どころを紹介』というタイトルで記事を書かせていただきました。

8巻では、左右馬に憧れている鹿乃子が大活躍し、彼女の存在感が一層際立ちましたね。

彼女の行動がストーリーの展開に大きく影響を与えるシーンもあり、左右馬との関係がさらに深まっていく様子が印象的です。

鹿乃子の成長や努力がストーリーを引き立て、これまでとは少し違った緊張感が生まれたのが8巻の大きな見どころでした。

『嘘解きレトリック』の世界がどのように展開していくのか、とても楽しみです。

以上、『嘘解きレトリック8巻ネタバレ!感想を見どころを紹介』でした!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次